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冷え症①

2021.5.4

つらい冷え症……

5月に入りだいぶ暖かくなってきました。

しかしそれでも手先や足先が冷えるといった

冷え症に年中悩んでおられる方もいると思います。

 

冷え症について調査すると、

さまざまなタイプと定義があり、

しかも治療もバラバラで正直よくわかりません。

 

でも、だいたい、手や指先とかが寒く感じて、

それが不快というところが共通のようです。

 

冷え症の治療はない!?

いろんな人が独自の治療法を編み出していますが、

根拠があるものに行き当たりませんでした。

まず、中医学以外で病院で冷え性を治療する方法を

研究している医者はおらず、

まともに治療していません。

これにはびっくりしました。

 

海外では冷え症がない!?

不思議な話ですが、冷え性に関して、

海外ではほとんど報告がありません!

世界最大のアメリカの

医学情報データベースには

「冷え症」の報告はありませんでした。

(甲状腺機能低下症などの

続発症としては報告されています)

 

この点は海外では肩こりという単語がなく、

肩こりが見られないのと奇妙な一致があります。

 

冷え症と言う概念がある!?

これは僕の考察ですが、肩こりと一緒で、

その社会に身体が冷えてつらいという状態

という概念があることで

冷え症と言う症状が発生する

という側面もあるかもしれません。

 

日本より寒い国や地域は

いくらでもあるにもかかわらず、

日本では冷え症に悩まされる人が多いのは、

考えようによっては不思議ですよね。

 

冷え症は意識の問題!?

もしかすると冷え症とは

実際の体温の問題ではなく、

それに対する不快感が

冷え症の正体ではないかと考えています。

 

実は不快感や痛みを意識すると、

さらに不快になっていったり、

痛くなったりするという現象があります。

冷え症も、日本語の「冷え症」という言葉があって、

寒いとそれを意識しすぎて、

冷えが実際よりも悪く感じられている

作用もあるかもしれないです。

 

冷え症から注意をそらす

僕はこの冬は冷えを感じなくて、

外に出まくっていたら、

低体温症になったことあります。

逆に、冷えを感じないのに、

体温が低下していたことになりますね。

仮に注意が向きすぎて過敏になっているなら、

注意を逸らすというテクニックが

使えるかもしれません。

 

【顧問医師】

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