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疲れの早期発見③

2022.3.9

身体の疲れは自覚しにくいですが、

サインをいくつか知っておくと、

ハッと気づけるようになります。

 

疲れの早期発見シリーズは今回で3回目です。

これまで

「心拍数に変化が出る」

「風邪を引きやすくなる」

という2つのサインをご紹介しました。

詳しくは記事をご参照ください。

「疲労の早期発見①」

「疲労の早期発見②」

 

心拍数の変化や風邪というサインは、

日常的に経験していることが多いと思います。

今回ご紹介するサインも

実はご経験済みかも知れません。

 

中途覚醒というサイン

今回ご紹介する疲労のサインは

中途覚醒と呼ばれる現象です。

ストレスによって自律神経が高まると、

カテコラミンと呼ばれる物質が

多く分泌されるようになります。

そうなると、さながらカフェインを摂取した

時のように真夜中に起きてしまうことがあります。

起きないまでも睡眠も浅くなる可能性は

非常に高くなります。

これが中途覚醒です。

 

眠れない負のループ

睡眠のことについては悩んでいる人が多いと思われます。

眠れないとさらにストレスが溜まります。

そしてさらに寝付きにくくなりますね。

そうなってくると日中に居眠りしたり、

疲れが溜まってしまったりします。

また日中眠たくなって居眠りするのに、

夜も眠れていないという状況もあります。

 

私も以前は早期覚醒があって、

昼も眠たくなるという日々が長期間続いていました。

あの時はストレスフルな生活を送っていたので

今思えば当然と感じます。

 

逆に眠い時に寝て、目が覚めた時に起きる

という生活をしている友人がいます。

その友人は、日中に眠たくなったことがない

と言っていましたがこれも当然かもしれませんね。

 

眠れないのを遺伝のせいにしない

日本人は遺伝的に日中眠たくなる人が多いと言われます。

しかしストレスで中途覚醒したり、

そもそも睡眠時間が短かったりしている人も

多いのではないでしょうか。

 

疲れを溜めないということは

人生の豊かさにも繋がることです。

やたらと中途覚醒を頻繁に経験し、

疲れが取れないのであれば、

それは遺伝のせいにせず

やはり休みを取る方がよいでしょう。

 

次回はシリーズ最終回です!

ご期待ください。

 

【顧問医師】

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