運動や体づくりを始めようとして、
インスタグラムやYoutubeで紹介されているような
バキバキの肉体や、すらっとした身体を見て、
強いあこがれを抱くと同時に、
私にはできないと思っている人は結構いると思います。
身体について、そこまでじゃないといけない
と思ってしまう、一種の完璧主義ですね。
もちろん僕もそうでした。
今回は完璧主義を捨てたほうがいいという話です。
アメリカの大学生での調査ですが、
ここ20年ほどで完璧主義の傾向を
持つ人の数が増えていることが分かっています。
とくに周りの人達の基準に振り回されてしまって、
自分はこうあるべきだと思ってしまうタイプの
完璧主義が増えています。
自分がしたいわけでもなく、
何にもモチベーションを感じないようなことを
要求されているように感じるのは
不幸になりやすくなります。
W-GYMがしたくもないダイエットを
推奨していないのは明確な根拠があります。
こういったマインドセットがベースにあると、
本当に取り組むべき順序をすっ飛ばしてしまいがちです。
トレーニングによってシェイプされた、
どこに出しても恥ずかしくないような
肉体をイメージしているとしましょう。
例えばその為に毎日ベンチプレスで
汗をほとばしらせながらゼイゼイいって、
自分を追い込むことになるという状況になると、
そもそも負担の少ない軽い運動自体を始めてみるのが
先送りされてしまう傾向があることがわかっています。
極端ですが、始めるのは、
腕立て伏せ1日1回でも構いません。
始めないと何も生まれませんし、前進しません。
やっていくうちに改善していく
という考え方は負担がないし、
結果として、自分の身体が変わる確率が高くなります。
ちなみに僕は毎日筋トレをしていますが、
疲れやすい時期は1週間軽い運動に
強度を下げてしまうこともあります。
それに対して「あー。もっとがんばらなきゃな」
とは全く思いません。
自分の中にある完璧主義が自分の行動を
ネガティブにしている可能性があります。
別に完璧でなくてもかまいません。
完璧主義を捨てたほうが、楽ですし、
目的が達成されやすくなります。
【顧問医師】