mail mail

運動する時間なしでも

2021.9.11

食べるだけで運動しないと太ってしまいます。

でも、運動する時間が全くない

という方もいますよね。

運動以外の身体活動で消費されるエネルギーは

結構馬鹿になりません。

今回はそんな運動以外でのエネルギー消費について

考えていきます。

 

NEAT~非運動性熱産生~

運動以外の身体活動で消費されるエネルギーを、

NEAT(non-exercise-activity thermogenesis)

非運動性熱産生と呼びます。

ネットで調べていただけるとわかりますが、

活動のチェックリストがあって、

スコアが高いほどエネルギー消費が高い

ということになります。

その中には、

「自炊の後に皿洗いをしている」、

「洗濯物をたたみ、衣類を片付けている」

なんていうのもあり、

消費エネルギーに含まれるようです。

 

体脂肪率の高い肥満体型の人に、

エクササイズをしないで

1日の日常的な活動量を増やしたところ

約350kcalほど、増加しました。

高齢者なども、NEATをあげることが推奨されています。

 

僕も電車ではほとんど座ることはありませんし、

普段新幹線を使うことも多いですが、

最近は新幹線でも立っていることもあります。

指定席を取った意味がまるでないので悩んでいますが。

 

いきなりNEATを高められるか?

ここからは僕の考えで、

あくまで参考にしていただきたいのですが、

運動したくない人が

そもそも喜んで日常の活動量をあげるでしょうか?

運動したくないから、エクササイズもしないし、

日常も活動量が少ないわけですよね。

だから、エクササイズしなくていいから、

NEATを直接あげるよう生活を変えるというのは

原因を放ったらかしにしているように思います。

結局この様な短絡的な発想では、

やはり負担で活動量は上がらないのではないかと

推察します。

 

NEATの恩恵を感じられる人とは?

ですのでNEATという概念をおすすめするのは、

運動を始めて体力がついてきた方たちに対してです。

体力がついてきたということは

疲労を感じにくくなっているはずですから、

運動する快感を感じられるように

なっているはずです。

運動することの恩恵を知っていると、

日常生活でも身体をなるべく使おうという

発想になってくるものです。

そして運動を取り入れていることによって

仕事や勉強やその他日常生活が

捗ることを実感できるようになってきます。

 

そうすると日常的にもっと動こう、

つまりNEATを高めようという考えになって、

エクササイズによるエネルギー消費量も

NEATも健全に向上すると考えています。

 

最近運動を始めたという方は、

NEATという概念を取り入れた生活を

送るように工夫してみてはいかがでしょうか?

 

【顧問医師】

LINEでお問い合わせ