オキシトシンと言って、
ストレスを減らしたり痛みを和らげたり、
眠りの質を高めるホルモンです。
ちなみに、このホルモンは、製剤になっていて、
病院では主に分娩誘発のために使われます。
僕も麻酔科を研修していたときに一度だけお目にかかりました。
しかし、まずはそんな製剤に頼る必要はありません。
どうするかというと、ハグです。
ハグをすると、オキシトシンが分泌され、
眠りにつきやすくなることがわかっています。
では、パートナーがいない人はどうすればいいでしょうか。
もはやハグする相手は人間ではなくても
いいということもわかっています。
僕も夜中に目が覚めて眠れない時期があり、
こっ恥ずかしいですが、
寝れなかったら試しに家にあった
ぬいぐるみをハグしてみることを繰り返してみました。
なんにも安心する理由がないのに
安心した気分になっていつの間にか
寝ているということがよくありました。
実感ではだいたい8割位でそのままいつの間にか寝ていました。
このテクニックを好んで使う理由は、
やはりなんといっても副作用がほとんどないことですね。
睡眠薬は、中枢神経の副作用が多かったり、
薬を突然やめたときも離脱症状がありますが、
これはお金もかからない上に、身体的な苦痛がゼロです。
しかも、他のメリットとして、パートナーがいる方は、
その方との関係もよくなる効果もあります。
こういう手法に注目し、科学的な効果の裏付けをとって、
皆に広めている人がいる、本当にセンスがあるなといつも思います。