シティランナーズ
column
2020.07.28
- コラム
大阪堀江のW-GYMの代表トレーナー前田は、
陸上競技短距離出身で、
(一応100mを10秒56で走ったというプチ自慢があります)
パーソナルトレーニングでもランニングの指導を行っています。
「美脚ランニング」と呼んでいて非常に好評です。
さて、少し話は変わりますが、当店顧問医師によると、
ランニングチーム(市民ランナー)に参加することは、
とても良い効能が得られるかもしれないとのことです。
以下、ドクターによる寄稿です。
詳しく見ていきましょう。
僕の家の近所には大きな川と、観光名所が点在していて、
ときに、町中で集団でランニングしている方たちを
見かけることがあります。
調べてみるとシティランナーズといって、
その地域ごとに社会人サークルみたいなものもあるようです。
僕は経験したことがないのですが、
実はこれはかなり理にかなっているという研究があります。
この研究では、共通の資金を積み立てるために、
被験者は献金を求められる経済ゲームを設定します。
それぞれの献金が増えれば全員が
利益を得られる仕組みになっています。
参加者がゲームをする前に30分の運動をした場合、
しなかった集団より献金の額が大きくなることがわかっています。
運動をしたときに脳に誘発された内因性ホルモンが、
人々の協力と繋がりを促進するということを示唆しています。
さらに、そういった協力がもたらす高揚感が、
チームワークや助け合いによる喜びを
さらに大きくさせることがわかっています。
つまり、みんなで走るってコミュニケーションや
人間関係が良くなる可能性があるということです。
この機能は、協力しやすい個体が生き残りやすいという
進化の選択によるものとも考えられています。
ちなみに話はそれますが、
人間の白目が大きいのはアイコンタクトが
しやすくなっているからとも考えられています。
運動の効果は自分だけじゃないということですね。
意外ですね!