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始めなきゃいけないことはわかっているけど…の原因

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2021.05.01
  • コラム

問題の先延ばしという問題

そろそろ運動しなければ、

でもそれが分かっているけどできない

という状況はかなり多いのではないでしょうか?

(そもそも本当に運動したいのか、

ということを考える必要もありますが、

今回は運動をしたいという状況を仮定しましょう。)

 

また途中でやめてしまうことがこわかったり、

時間がなかったりといろいろ理由はあると思いますが、

実は根底には、「問題の先延ばし」があります。

 

今回のコラムでは「問題の先延ばし」の原因や

その対策についてご紹介します。

 

なぜ先延ばしにしてしまうのか?

人間は大体95%の人が

自分についての問題をわかっていて

対策していると思っています。

しかし本当はその10-15%くらいしか

分かっていないのです。

つまり自分が何をしたいのかなどいった

自分自身のことを自分でわかっていないのです。

 

そう考えると、本当は問題の解決なんて

試せてもいないのです。

問題解決を先延ばしにしてしまっていて

実際には何もしないということが起きています。

 

この先延ばしという現象に

意識的に対策をしておかないといけません。

そうしないといつまでたっても

運動をするのかしないのかという

どっちつかず状態が頭の中に居座り続けます。

下手するとそのまま何十年も過ぎてしまいます。

 

これに対する対策を習慣的に行っておかないと、

大きな損をしてしまうのです。

 

先延ばしへの対策案

対策として考えられるのは、

仮説を実際に試して、確かめることです。

 

例えば、運動を始める場合、

運動を習慣作る問題点がわかっていないとします。

そこで続けるためにと思ってやみくもに高い

パーソナルトレーニングジムに申し込みます。

ですが通えなくなったときには

モチベーションが下がってしまいます。

そうなると自分の意志の弱さに嫌気がさして、

もう二度と行かなくなる……

というパターンがあります。

 

この仮説に対する対策は、以下の通りです。

 

どういうシチュエーションになると

通いにくくなるのか?

モチベーションが低いときには

どういう行動をしたらジムに行く気になるのか?

といったことを論理的に考えて試しましょう。

その中でうまくいく方法を見つければよいのです。

 

例として挙げた仮設の様な、よくわからない

不合理な考え方を「バイアス」と言います。

このバイアスに陥るパターンを知っていると、

陥りにくいということが分かっています。

 

ぜひバイアスのレパートリーを知って、

運動の習慣化へチャレンジしてみましょう。

 

【顧問医師】

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