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「いただきます」と「ごちそうさまでした」~堀江のパーソナルトレーナーが教えるダイエットの前にやるべきこと

column

2024.12.07
  • コラム
  • 前田岳人

大阪堀江のパーソナルジムW-GYMです。

今回の記事も、最近SNSで「いただきます」と「ごちそうさまでした」は言う必要があるのか?みたいな話が炎上(?)していたのを見て、「いや、言うべきやろ」と心の中で突っ込んだ、代表パーソナルトレーナーの前田がお届けします。

「いただきます」と「ごちそうさまでした」は感謝のあらわれ

「いただきます」と「ごちそうさまでした」に関しては、私が見かけたものは大きく分けて2つ。

1つは給食費を払っているんだから子供に対して「いただきます」と「ごちそうさまでした」を強要するのはおかしい!という話。

もう1つは、ラーメン屋で帰り際に大声で「ごちそうさまでした」と言うのはマナーとしてどうなのか?みたいな話。

いや、何がアカンのか、本当に分かりません。SNSには色んな人がいますね。

そういうことを言うべきではないという思想そのものを否定するつもりはありません。だから言うべきだろうという思想についても否定しなくていいんじゃない?と思うわけですね。

 

「いただきます」と「ごちそうさまでした」は、命をいただくということに、生産者さんに、それが例え自分であったとしても料理をつくった人に、或いは神のような存在に対する感謝の念を込める言葉。昨今は人間関係が希薄になっているせいか、こういった感謝の心を持つことの大切さを分からない人が増えたのでしょうか?なんだか寂しい話です。

 

感謝や愛というのは、「エイブラハムの感情の22段階」においてもっともポジティブな段階に置かれるものですし、どんな信仰や宗教においてももっとも重要とされる心と言えるでしょう。

それを言葉にするということは、感謝や愛を具現化するということです。ですから「いただきます」と「ごちそうさまでした」は、もっと声を大にして言えばよい。そりゃ静かなお店で大声で言うのはマナー的に微妙ですが、ラーメン屋さんだったら大声で言わないと聞こえなかったかもしれませんし、学校で食べる時はみんなで元気よく言えばよいのではないか、というのが私の考えです。

 

ちなみに私は仕事柄1人で食事をとることが多いですが、1人でも「いただきます」と「ごちそうさまでした」は必ず言うようにしています。それが例え自炊であっても、その食材、生産者さん、今この瞬間にご飯が食べられることに、感謝しすぎても足りないぐらいですからね。

「いただきます」と「ごちそうさまでした」は消化吸収の合図

「いただきます」と「ごちそうさまでした」は、感謝を伝える為だけに言うものではありません。

これは「今からご飯を食べるよ」とか「今食べ終わったよ」という合図でもあります。

消化吸収の始まりは咀嚼(噛むこと)と言われることが多いですが、実はその前に「今からご飯を食べるよ」という合図を送って準備をするという局面が存在します。それが「いただきます」です。

この言葉は私たちに深く根差されていて、「いただきます」と言えば身体が「あ、今からご飯が入って来るんだ。消化吸収の準備をしよう」という反応を示します。つまり、この一言を添えることによって、より適切な消化吸収が期待できるということです。

「ごちそうさまでした」にしても、「食べ終わったならゆっくり休みや~」という状態にしてくれます。

 

つまり、「いただきます」と「ごちそうさまでした」は、感謝という心の面においても、消化吸収という身体の面においても、とても大切な言葉だということです。私たちはいつも「心と身体はつながっている」ということをお伝えしていますが、まさに食事の面においてもそうなのです。

「いただきます」と「ごちそうさまでした」から始めるダイエット

ダイエットというのはまさに食事のことですが、現代日本においては「減量」という意味で使われることが多く、減量の為に取り組む運動も含まれるようになってきました。パーソナルトレーニングを受講される目的でも、「ダイエット目的で」という方は少なくありません。

状況にもよりますがやはり減量の為には食事の見直しは必要であることが多いでしょう。

ここで多くの方は、「糖質が」とか「脂質が」とか「タンパク質が」とか言うわけですが、そもそもの食事内容よりも、もっと大切なのは「食べ方」です。

 

よく噛んでいますか?

 →咀嚼回数が少ないと消化吸収しにくくなる

 

食べることに集中できていますか?

 →テレビやスマホを見ながら食べると消化吸収しにくくなる

 

「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言っていますか?

 →これはここまで述べてきた通り!

 

どれだけ栄養バランスが整っていて、腹八分目の量になっていても、「食べ方」に問題があれば、きっと問題はそこです。

「You are what you eat」が真実なら「食べ方」は「生き方」であって、その具現化が「体型」ということになるのかも知れません。

 

「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言うということは、この次の食事から取り組めることです。心から感謝の念を込めて「いただきます」を言って、よく噛んで、食べることに集中して、そして心から「ごちそうさまでした」と感謝を伝えましょう。

きっと、どんなダイエット法よりも無理なく取り組める方法です。

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