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睡眠不足だと身体が自然と痛くなります。

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2021.01.09
  • コラム

異常は見られないのに痛い……

身体のどこかが痛くなって病院へ行ったり、

整骨院に行っても、痛み止めを処方されたり、

その場しのぎの対処だけをされたりするだけで、

全く症状が善くならないことってありませんか?

 

私の知り合いにも、原因は見当たらないのに腰が痛い、

首が痛い、膝が痛いといった、

身体のどこかしらが痛い人が何人かいますが、

実はこういった原因不明の慢性疼痛を感じる人に

寝不足の人が多いという事がわかっています。

 

痛みを加速させる睡眠不足

全断眠(一晩1回も寝ないこと!)をすると、

熱や鈍的圧力による痛覚刺激、

寒冷に対する痛覚過敏、針を刺すといった

機械的痛覚感受性が増加する

という研究結果が出ています。

 

これを知ったときに僕は実感としてはなかったですが、

知り合いの腰痛持ちの人にも普段の睡眠時間が、

十分と感じる時間より極端に少ない人が

いた事を思い出しました。

もしかしたら、痛みを感じやすく

なっているのかもしれません。

 

慢性的な痛みも睡眠と関係あり

睡眠不足が続くと、慢性疼痛の原因にもなりますから、

痛みが勝手に発生した挙げ句に、

その痛みがどんどん強くなっている可能性もあります。

病院に行っても、骨折だったり、

筋肉の損傷だったりといった、

医学的な介入を必要とする状態ではないため、

原因がわからないまま痛みを

感じ続けるという人も多いかもしれません。

 

交感神経が優位になりすぎると……

睡眠不足が続くと、交感神経の働きによって、

身体によくわからない痛みを感じるようになり、

さらにそれが感じやすくなってきて、

痛みを感じると更に眠れなくなり、

さらにループが加速していきます。

これは、ある種の地獄の可能性を感じます。

 

睡眠時間を確保しよう

慢性疼痛を感じる方は、

病院で治療するような原因が見つからなかったら、

まずは睡眠がしっかり取れているかどうか、

ふりかえってみましょう。

 

寝るのはコストがかかりませんし、

ほぼメリットしかありません。

 

執筆:顧問医師

 

※睡眠不足が全ての痛みを解決するわけではありません。

 

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