続・早く寝ないといけない!寝付けない!
column
- コラム
大阪堀江のW-GYMでは、
運動をすることで睡眠の質が向上することも、
大切なことであると考えています。
しかし、たまには眠れない時もあります。
そんな時の対処法を、顧問医師に聞いてみましょう。
以下より、顧問医師寄稿コラムをご覧ください。
私達の体作りに(人生にも)必須である
十分な睡眠についてです。
以前、内科の外来診療を担当していたときに、
よく「寝たいのに寝られない、睡眠薬でぐっすり寝たい」
という訴えの方がいらっしゃいました。
持病の何もない人が、
ぐっすり寝ようと思ったら、
睡眠薬の処方の前に
するべきことがたくさんあります。
このコラムではそれらを次々紹介していきます。
ちなみに、あまり広く知られていない
かもしれませんが、
一般に睡眠薬処方に長けている医師は
精神科のお医者さんです。
精神科の抗不安薬と睡眠薬は
似たような作用を持つからです。
脳に作用する薬は副作用も多く、
薬をいきなり中止したりすると
副作用が発症したり、
アルコールを飲めなかったりと、
なかなか熟練の業を要します。
ハードルのある睡眠薬ですが、
自分で病院を受診する前に
できる工夫はないでしょうか。
眠れなくたって構わない!
と思いましょう。
もちろん眠れたことに
越したことはありませんが、
数日眠れなくても問題ありませんし、
常に完璧な睡眠を取らねばならない
ということはありません。
まず、なぜ眠れないのかということについて
深く考える必要があります。
そのように外来で訴えられる多くの方は、
眠れないことそのものが心配事になって、
不安による交感神経の活性化
(つまり目がさえること)
で眠れないという悪循環に陥っています。
もしくは、その他に不安なことがあるのか、
その両方ある場合が多いです。
ここは僕の考察であり、
興味深いところですが、
睡眠の重要性や睡眠不足の危険性を
強調すればするほど、
ぐっすり眠らなくてはならないという
プレッシャーが生じ、
逆に睡眠が浅くなったり、
寝付きが悪くなったりするわけです。
おすすめがあります。
目がさえて布団の中で
何もすることがないとき、
いつも忙しくて
考えられなかったことを考えましょう。
なぜか、周りからの情報が
シャットダウンされた状況では、
脳の中で知識や経験が結合しやすくなり、
新しい解決方法がうまれたり、
思いもよらなかった側面が
見えたりしやすくなるのです。
目がさえたときは、チャンスですよ!