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エビデンスを強力な武器に

2020.5.5

W-GYMの顧問医師がお届けするコラムシリーズ。

運動を習慣化し、継続させる為のヒントがたくさん詰まっています。

以下より、本日の寄稿文をご覧ください。

 

以前「エビデンス」のお話をしました。

今回は、エビデンスを皆さんがどのように

ご自身の健康に生かせばいいかについてお話します。

 

エビデンスとは、個人差や偶然の影響を少なくするために

多くの人数を集め平均を取り打ち消す、

そして、特定の条件がある場合と、

ない場合の2通りで、結果を比較する、

それで差があればその条件の影響は

「ある」といいきることです。

 

非常にシンプルです。

中学生の理科では「対照実験」という言葉で習います。

 

ここで注意ですが、エビデンスには「解釈」が必要です。

ある特定の条件のあるなしで比較しているので、

こまかい個人の状況が結果に反映されません。

つまり、多くの人にはこの条件の場合は効果があったけど、

個人それぞれの事情の中ではわからないということになります。

 

さらに、効果の評価によっても変わります。

たとえば、総カロリー量を落とすが、

カロリー内の栄養のほとんどを脂肪でとった場合、

減量できるという結果が出たとしても、

長期的には心疾患のリスクが上がったりするかもしれません。

 

解釈は難しいですが、私の提案は以下の2つです。

提唱されている方法にエビデンスがあるかどうかチェックしてみる

②エビデンスは方向性を指し示しているが、

本当に自分に効果があるかはわからないから、自分で試してみる

 

 

この手法で私も日々、次々試しています。

エビデンスを強力な味方にしていってください。

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