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最も多くのがんが増える最も簡単な危険行為

2020.12.22

ズバリタバコです。

よく肺癌の確率が増えるといわれますが、

タバコは他にも鼻腔癌、副鼻腔癌、口腔癌、咽頭癌、

食道癌、膵癌、胃癌、肝臓癌、子宮頚癌、膀胱癌の

リスクが上がります。多いですね。

寿命でいうと、10年短くなると言われています。

 

僕は個人的に上記のがんを

すべて治療したことがありますが、

胃癌、肝臓癌以外は進行している人が多く

治療が難しいという印象です。

特に膵癌は助かるのが難しいのと

手術が大掛かりになってしまうので、

治癒してもその後の生活は一変してしまいます。

 

その他にも心筋梗塞や、特発性肺線維症、肺気腫

といった肺を侵す難治性の病気のリスクが上がります。

特に後者は、90%は喫煙者です。

呼吸がいつも苦しいのと、

気胸や呼吸不全で亡くなっていく方が多いです。

 

また、最近の研究では

人間の性格を悪くしてしまう

ということもわかっています。

親が喫煙している場合、

子供の非行が増えることもわかっています。

 

金銭的には生涯に1000万円以上損をしてしまう

という試算もあります。

最近は価格も上がっていますので、

もっと多いかもしれません。

 

でも、これらの影響が出てくるのは、

今すぐではありません。

数十年経ってからです。

 

数十年後恐ろしい病気のリスクが上がりまくるのに、

現在はほぼ無害であるため、

人の心理にやめようという

イニシアチブが働きにくいんですね。

双曲割引といって、将来の影響が

少なく見えてしまう錯覚が起こります。

 

そして、タバコというのは本当に味わっているのは、

数本でそれ以外はなんとなく吸っているのです。

つまり、悪い習慣の一例です。

 

僕が実感したことですが、

タバコを吸っている方の最も大きなダメージは、

タバコによってリスクが上がる病気に

かかってしまったときに、

後悔をすることと思います。

 

タバコを辞められなかった自分を責める気持ちと、

その影響は拭い去れないので

どうしようもないという気持ちを感じますね。

 

タバコの害は禁煙した直後から減り始めます。

喫煙の習慣を遠ざけて人生を変えましょう。

 

執筆:パーソナルトレーニングジムW-GYM顧問医師

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