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「とんでも健康法」の見抜き方

2019.11.8

仕事柄、日々お客様の心身がより良い方向へ向かうように

色々と情報をインプットするのですが、

怪しげな健康法というのでしょうか、

 

「〇〇式ダイエット」とか、

「〇〇するだけで痩せる」とか、

「最強のサプリメント」とか、

中には

「着るだけで痩せる」とか、

色々と出てくるものですね。

 

さて、私はこれらを、

「とんでも健康法」

 

と呼んでいます。

 

最近では

「血液クレンジング」

ですかね。

あれは理科を勉強しなおしてください。

 

大阪は堀江に店舗を構えていますが、

例えば心斎橋駅や難波駅や四ツ橋駅などから

歩いて店舗へ出向いていると、その道にもまぁ色々あります。

 

W-GYMはいわゆる「3か月でダイエット!」みたいなことを

推奨しているジムではありませんので、

誰がどの様な商売をしているのかはあまり興味がありません。

 

興味があるとすれば、そういったとんでも健康法に踊らされてしまう

一般ユーザーの皆様の身体が心配だということです。

「とんでも健康法から国民を守る党」でも創りますか。(嘘ですよ)

 

効果がないだけなら、お金がもったいないという問題ぐらいですが、

実は体に悪影響があるとしたらお金を出して体を壊すという

全くもって望んでいない結果を生んでしまいます。

 

そこで今回は、「とんでも健康法」の見抜き方をご紹介します。

 

①写真を使ったビフォーアフター

 

これは2018年頃から厚生労働省の省令により、

ビフォーアフターの比較写真を広告として使用することが

原則禁止されています。

医療法でも虚偽もしくは誇大広告は禁止されています。

個人のInstagramに載せるのは勝手ですが、

ビジネス使いしてはいけないということです。

 

中には「そんな省令や法律知らなかった」という

広告主がいるかも知れませんが、

そんな人に体を預けてはいけません。

本当に結果が出るのであれば、勝手に口コミで広がりますし、

店の前や店のSNSアカウントなどで大々的に前後比較写真を

広告として利用しているところは

胡散臭いと思った方が良いでしょう。

 

 

②「〇〇するだけで」系広告

 

こちらも誇大広告で随時摘発されているケースが多いものですが、

基本的に偏った手法、すなわち「〇〇するだけで」の様な手法は、

例えば体重を落とすことには一定の効果があったとしても、

その他に健康被害がでるパターンが多いのです。

 

糖質制限などが良い例で、確かに糖質過多の食生活は

栄養素が偏っていますから「糖質を減らしましょう」

というロジックが当てはまりますが、

完全な糖質カットに踏み切るのは

あまりにも飛躍した理論であると考えざるを得ません。

 

何故なら糖質は三大栄養素を構成する重要な栄養素だからです。

カットすることで一時的に体重を落とすことは可能ですが、

恐らくそもそも長続きしないし、三大栄養素のうち重要な一つが

抜け落ちていくわけですから栄養不足に陥ります。

 

ですので、食事に関して極端なことを言っている健康法は、

かなりの確率で「とんでも健康法」と言えるでしょう。

 

運動手法においてもそうです。

「〇〇さえしておけば痩せる」なんてことはまずありません。

「絶対」とかそういう文言も気を付けるポイントですね。

私も多くのお客様を相手に

パーソナルトレーニングを担当していますが、

人の身体は人それぞれ違います。当たり前ですがね。

万人に当てはまる「考え方」はあっても「手法」はありません。

その人がどんな生活スタイルなのか、どんな性格なのか、

その辺りをしっかり分析した上で

「自分なりの手法」を身に着けていく必要があります。

 

 

③サプリメント

 

②にも共通する話ですが、サプリメントを飲むだけで

体が変わるなんて、そんな夢のような話はありません。

サプリメントは「栄養補助食品」であってあくまでもサポート役。

サプリメントだけ飲んでいて痩せたとしたら、恐らく劇薬です。

代償に死んでしまうかもしれません。

 

またサプリメントについては別記事でアップしようと思いますが、

「最新の」というものには注意が必要です。

新しいものは魅力的ですが、新しいものはデータが少ないですよね。

そういう思考が大切です。

芸能人が飲んでいるから飲む?あなたは誰ですか?

という厳しい話です。

 

以上、かなり辛口のコラムとなってしまいましたが、

世の中にはびこる「とんでも健康法」は、

多くの場合あなたを幸せにすることを目的としていません。

彼らの金儲けが目的です。

加担するのはご自由に。

しかし、身体を大切にしてください。

 

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