もう一度やりたくなるおまけ
column
- コラム
運動による疲労
例えば筋トレや有酸素運動を始めたてに、
激しく運動したりすると終わった後に
疲労が残ってしまうということがあります。
そしてその疲労感が、次に運動をするときに
不快な記憶とともによみがえってきて、
躊躇してしまうことが結構あると思います。
もちろん、そんなに不快感が残るまで
やらなきゃいけないかという問題もあります。
実際にそこまでやる必要はほとんどありません。
しかし、身体を動かすときは、
予期せず疲れてしまったなとか
息が上がったなという時が
どうしてもありますので、
この点についてはとりあえずおいて、
話を続けていきます。
苦痛を伴うが必要な体験があったときに
次にモチベーションが
下がってしまわないように
するためにどうしたらいいでしょうか。
最後に苦痛を和らげる
例えば、普通の苦痛を伴う
大腸内視鏡検査を受けるのと、
その検査を受けた後、不快でない処置
(内視鏡の先端を大腸の中に数分間残しておく)
のでは、後者のほうが、
フォローアップ(つまりリピート)の割合が
10%ほど高くなることが分かっています。
まったく同じ苦痛なのに、
最後の苦痛を和らげるだけで、
もう一度やってもいい
という心理が働くわけですね。
僕も初期にはこれをよく使いました。
全く重りを上げたことのない自分が、
頑張ってあげると、
それは相当な疲れになるわけです。
もちろん回数が増えるにつれて
それは少なくなっていきましたが、
最初は習慣が変わるのと、
体が慣れていないせいで
どうしても経験せざるをえないときがありました。
それは何度も挫折したジム通いですでに経験済みでした。
心地よさを記憶する
終わった後に自分が気持ちよかった、
気分が変わった、ストレスが減った、
といった実感できたメリットを記録していて、
記録と合わせて使っていました。
徐々に運動をするときの苦痛よりも、
爽快感のほうが記憶と紐づけられた
と考えられますが、
運動すること自体へのネガティブな感覚が
ほとんどなくなりました。
運動や体を動かすことに不快感を感じたりしたら、
そのままではもったいないので
何か少しポジティブな記憶とセットで終えておくと、
はかどりますよ!
【顧問医師】