パーソナルジムが続かない……
column
- コラム
トレーニングは継続することが大切です。
しかし数か月で挫折してしまったり、
まさに三日坊主で終わってしまったりする
ケースは珍しくありません。
こちらのコラムではそうならない為の
習慣化テクニックをご紹介していますが、
今回は逆の目線で業界歴10年以上になる
W-GYM代表トレーナーが、
「こんなことをしたら続かない」
という事例をご紹介します。
ケース①家から遠いジム
SNSで見かけて気になったジムがあったとしましょう。
気になったこと自体は悪い話ではありません。
しかしそれが生活圏外であった場合、
それがどんなにいいジムでも通い続けることは
生活圏外のジムに比べて難しくなります。
やはり自宅、職場や学校の近くに
あるジムが通いやすいものです。
もちろんそのジムでないと
目当てのトレーナーのセッションが受講できないなど、
足を伸ばしてでも通うに値する
メリットがある場合もあります。
(そう思って頂けるならトレーナー冥利に尽きます)
ただし、「とりあえず身体を動かそう」
ということであればやはり通いやすい立地の
ジムに行く方が継続はしやすいものです。
ケース②お財布事情と見合っていない
パーソナルトレーニングの価格設定は地域差があります。
また同地域内でもリーズナブルな価格設定を
ウリにしているところもあれば、
高級志向で売っているところもあります。
どちらが良いとか悪いとかという話は
脇に置くとしますが、大切なことは
お客様自身がその価格を適正だと感じるかどうか、
特に「高いな」と思わないかどうかが大切です。
要はパーソナルトレーニングに
どれだけのお金を掛けられるか?
ということです。
リーズナブルな価格設定のジムにしても、
塵も積もれば……です。
生活必需品ではない無形のサービスに
出費するというのはなかなか難しいものでもあります。
その価格に心から納得できているかを
確かめておきましょう。
また逆に安すぎて、まさにチープなサービスを
展開しているジムもあるかも知れません。
それならもうちょっとお金を掛けてでも
納得できるサービスを提供してほしいと思うでしょう。
いずれにしてもその価格とサービス内容が、
ご自身のニーズに見合っているか
ジャッジしてジムを選択しましょう。
ケース③自分の意志が抜け落ちている
「家族に痩せろと言われた」
「インフルエンサーの〇〇さんが通っているジムだから」
「友達がみんなやっているから」
これらの理由に「自分」は存在していません。
こういった理由でジムに来られた方の
ほぼ100%がすぐに辞めていく印象です。
もちろん動機付けなんて何でもいいので、
こういった理由がきっかけとなること自体は
悪くありません。
しかしもう少し自分自身に矢印を向けて
考えるとよいのではないかと思います。
「家族に痩せろと言われて、
確かに痩せた方がいいと思ったしいいきっかけだと思った」
「インフルエンサーの〇〇さんのようになるには
やはり何かしらの努力が必要なのだと感じたので
私もやってみようと思う」
「友達がみんなやっているということは
仲間がいるということだから始めてみようと思う」
というぐらいまで落とし込んで行けば、
きっかけは外発的であっても
最終的な動機付けは内発的なものになります。
結局自分の意志がどこにあるのか?
ということが大切です。
周りにやれと言われたことを
やり続けるのは難しいですし、
反応的な動機付けは反応的に打ち消され、
周りに流されるようであれば
いずれまたどこかへ流れてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上の3つ以外にもトレーニングが
続かない理由は沢山ありますが、
これからジムに通おうとか、
もう一度始めてみようと
お考えの方は是非参考になさってください。
成功事例や、「こうすれば上手くいく」
といった話も大切ですが、
今回の様に「これは美味く行かない」
といった失敗事例はかなり役に立つはずです。
皆様のジム通いが続くことを心から祈っています。
【代表トレーナー】