睡眠時間と年収
column
- コラム
睡眠時間が少なくなると、
健康に悪いですという話はよくききますよね。
でも睡眠時間の確保は後回しにしがちですよね。
もしかしたらもうひとつぐらい
睡眠時間を増やした方が良いという
分かりやすい理由があると、
真面目に睡眠時間の確保に
取り組めるかもしれません。
例えば、寝ないと収入が減る!
と言われたら寝ようとするのではないでしょうか?
どうやらこの話は眉唾物ではなさそうです。
睡眠時間が短いと年収が減る?
今回ご紹介するのは、
睡眠時間と年収のお話です。
寝ている時間が短くなると
年収が下がるという調査があります。
アメリカの調査で、
週の睡眠時間が1時間長くなるごとに、
長期的にはおよそ5%賃金が
上がることが分かりました。
また、教育を受けた年数が長いと、
年収が高くなりますが、
この5%の増加率と言うのは、
半年の教育の効果と同じくらいになったそうです。
5%とはだいぶ大きい数字だと思います。
知識として知っておくと吉
仕事1日こなして次の日休みのときには、
数時間の睡眠しかとれなくても
何とかなるという人も結構多いのではと思います。
人間の身体は結構頑丈に作られていて、
認知機能とかは落ちますが、
長期的でなければ、全然生活に耐えられます。
しかも、寝ればすっきりするので、
寝不足だったことを忘れがちになります。
よほどひどい病気にならない限り、
睡眠不足をデメリットとして
はっきり自覚することが
少ないのではないでしょうか。
おそらく、集中力の低下、
仕事の効率の低下が
年収の低下として表れるのだと思います。
感覚としてではなく、
知識として睡眠不足のデメリットを
知っておくことが、
睡眠時間確保のモチベーションに
なるかも知れませんね。
収入=労働時間の人は要注意
ここからは私見ですが、
時間給やパートで仕事をしている人は
とくに注意が必要です。
「収入=労働時間」になるので、
時間を長くすればするほど稼ぎは多くなりますが、
昼間の仕事であっても長く働いているせいで、
家での子育てなどの時間が夜までかかってしまい、
睡眠に影響する人が結構います。
でも、それを何年もこなしていると、
労働時間の増加による賃金の増加より、
睡眠不足による年収の低下のほうが
上回るかもしれません。
もしかして私のことかな?と思った方は、
ぜひ働く時間を見直してみてください。
【顧問医師】