ダメ人間の価値ある使い方
column
- コラム
あんな風になりたい!
みなさんが運動や、食事、熟睡の習慣を
定着させようと思ったときに、
ふと周りを見ると、
それらをうまく自分のものにして
イキイキ生きている人が一人はいると思います。
僕も最初筋トレをし始めたきっかけは、
忙しいのに上司が筋トレをしていて、
一緒についていったことが始まりでした。
いい意味で目指すべき目標としたことで、
行動の後押しになりました。
あんな風にはなりたくない!
一方、逆の人もいると思います。
自分の身体を大切にしないし、
自分の行動をコントロールする気もない人たちです。
そういったどうしようもない人たちは、
さようならしたほうがいいですが、
どうしても目に入ってくる場合は、
みなさん自身の行動につなげるために
利用することができます。
ダメ人間活用法!
まず、こうなりたいというすばらしい人の体型や、
習慣、行動、達成していることを
思い浮かべてください。
一方で、どうしようもない人の姿を
思い浮かべてください。
僕のおすすめは、
その人のどうしようもない
未来を想像することです。
例えば、太って変形性関節症になったり、
病気が多くなって薬をたくさん飲んで
ふうふう言っている姿を想像します。
現在は太っているという体型や、
不摂生の習慣だけなので
末路がみえてこないのですが、
10年、20年と蓄積すると
いろいろなトラブルが増えてきます。
そこを想像します。
悪い末路を予測するテクニック
習慣を作るときには、
なりたい結果を予想するだけでなく、
達成されなかった最悪のケースを想定しておくと、
達成率が高まることがわかっています。
ここでは、人をロールモデルと見立てて、
他人の姿を想像するという応用テクニックです。
僕もこれをよく使いました。
筋トレを始めたころ、
トレーニングをしていた上司の隣に、
医者であるにも関わらずすごく太っていて、
常に上から目線の上司がいました。
「あの人の様にだけは絶対にならない」
と思って続けました。
どうしようもないものは、
一緒にいるだけで害があるということが
分かっていますが、
自分の成長のために利用してしまう
という考え方はきわめて効率的と言えます。
【顧問医師】