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【顧問医師コラム】運動はダイエットのためにするのか。

column

2020.03.15
  • コラム

大阪堀江のパーソナルジム「W-GYM」顧問医師寄稿のコラムです。
今回は科学的に認められている運動のメリットについてお届けします。

運動しないデメリットは山のようにありますし、
病院に行くといたるところで
「生活習慣病予防」のポスターが貼ってあります。

一般にはあまり知られていないかもしれませんが、
厚生労働省がなぜ運動しなければいけないかについて
これの中で取り上げられている、運動による生活習慣病、
認知症、がんの予防効果は、働き盛りの人たちにとっては
何年後、何十年後の話です。つまり実感がわきにくいのですね。

人間は遠い未来の結果について認識が薄くなることが分かっているので、
運動の動機として心理的に火が付きにくいのでは?と思います。
では、悪い結果がなくなるのではなく、
実感のあるメリットはないのでしょうか。

いろいろありますが、科学的に強く根拠のあるのは、以下の二つです

・メンタルの安定
・思考力、認知機能の向上

です。

前者は自分の体が引き締まってくることが、
自分だけが努力した結果として、
超わかりやすく実感できるからですね。
僕も運動してからまずこれを一番に感じました。
変に他人の目が気にならなくなったり、
自分の健康を自分でコントロールしている実感を感じますね。
運動をしているという事実そのものにも効果があるようです。
その結果、決断力もアップし、
忙しい職場から健康的な職場へ転職してしまいました。
後者は、実は昔から身体運動科学分野で言われていることです。
脳の長期刺激の回路や、動物による研究で一部の脳細胞が増える
などといったサイエンス的なことから、
歩きながら数学の問題を解くと、思いもかけなった
解き方がひらめくなどといった日常的なメリットまで、
非常に興味深いデータがたくさんあります。

僕が大学生だった時、数学の微積分学の非常に難しい講義を取って、
練習問題を解いていた時、よくキャンパスをわざと散歩しながら
問題を考えていました。
歩いている最中に、問題がいきなり解けるという経験が
一度や二度ではなかったです!ふしぎですね。
ぜひみなさんも運動を習慣化して、二つのメリットを体験してみてください。

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