ストレスへの対処が逆!
column
- コラム
大阪堀江のパーソナルトレーニングジム
W-GYMがお届けする毎週火曜日と土曜日のコラムは、
顧問医師寄稿のコラムです。
職場でストレスを感じたとき、
人間関係にトラブルを感じたとき、
休んでいるときにもいろいろ思い悩んだりして、
楽しめることが楽しめなくなったり、
そもそも楽しいことをしたい気持ちが起こらなくなったり、
新しいことを始められなくなったりしてしまいます。
むしゃくしゃして人にあたってしまう
場合もあるかもしれません。
または、運動や食事の習慣を
みだしてしまうこともあるかもしれません。
そのストレスを解消しようとして、
お金を払って手っ取り早い気晴らしをしますが、
そもそもそのストレスへの思考が止められていないので、
あまり解消にならなかったという
場合もあるかもしれませんね。
全部僕の経験です。苦笑
ストレスを感じたとき、
自分の気持を変えようと頭で考えて努力していく、
とくに、ストレスのもとを考えないようにして努力すると、
逆に対象へのフォーカスが強くなることが
わかっているので意味がないです。
さらに、自分の感情をコントロールできない感覚で
さらにストレスが溜まってしまう可能性があります。
順序が逆です。
ストレスが起きたとき、
自動的にストレスが低下する
効果のある行動を決めておき、
上から順に実行していきます。
そうすると、行動によってストレスが低下しますし、
それを実感する経験がつきます。
それ以前にあらかじめ、
瞑想や運動を習慣化して、
感情をコントロールできるようにしたり、
ストレスを感じにくくする素地を作っておきます。
そして、ストレスで眠れなくなったら、
眠るための様々な対策を実行します。
これらは実際ストレスを受けたときの
デメリットを軽減することにも効果がありますし、
今までもコラムで紹介してきましたが、
実はもう一つ効果が上乗せされるのではないかと
僕は考察しています。
それは、ストレスを受けたときでも
自分の心の不安感や恐怖の暴走を食い止め、
生活の変化を防ぎ、睡眠を維持していける、
自分で対処できるというコントロール感が
生まれることです。
誰かに理不尽なことを言われても、
職場で多すぎる仕事があっても、
行動を通して自分の心の変化について
対処できるということは、
潜在的に感じている気持ちの切り替えの
難しさを乗り越えた感覚がうまれます。
このようないわゆる人生に対するコントロール感は、
幸福度が高まることが分かっています。
ぜひ行動から自分の気持ちを変えるような
経験を積みまくってください。