不屈の精神の作り方~後編~
column
2020.10.03
- コラム
自分の身体では絶対に無理だと
思っていることをやりとげると、
その動作を脳が認識し、
自分の思いがけない力に気づくことができ、
自分の強い思い込みが覆される効果が
あることがわかっています。
※今回のコラムは後編です。前編はこちらから!
不屈の精神の作り方~前編~
たとえば自分では絶対に無理だと思っていた
ウェイトを挙げられるようになる、
何かの動作をマスターするなどでも
自分についての思い込みがガラッと変わる可能性があります。
過酷な障害物レースを乗り切った参加者の多くは、
「もう限界だと思うたびに、いやもっとできると思い直せる」
と語っています、こういう心理になるんですね。
フリーターの僕と同じ状況が起こっていて、
そのあとの考え方に変化が生じたということですね。
さらに、慢性的なストレス下に置かれて、
自分が行動して状況を改善することができるのに、
しなくなってしまういわゆる
学習性無力感という状況を打破するためにも効果的です。
動物実験では、ストレス下でもうつ病や
PTSDのような症状が現れにくく、
新しい環境にストレスに対するレジリエンスが
強まる効果が示されています。
困難に立ち向かう勇気を鍛えるには、
亀の親玉にさらわれたお姫様を助けるために、
敵と戦い障害を突破したり、
空中都市にたどり着くために
海賊の飛行船に乗って軍隊と戦いながら
少女を護るという命を落としかねない経験は
必要ありません。
もっと安全に、限界を超える運動の経験を
重ねていくことで鍛えることができるのです。
これはやらないともったいないです。