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お菓子がやめられない!①

column

2020.05.19
  • コラム

今回の顧問医師コラムは、

みんな大好き「お菓子」のお話です!


間食のやめ方をテーマにお話します。

 

僕の友達は、ラムネを買ってきてラッパ食い

(パッケージからそのまま口を開いて食べまくるありさま)

するのをやめられず、

僕はその話を聞いて、チョコレートのラッパ食いが

やめられないことを打ち明けました。

 

コンビニで買っているおやつは、

お腹が空いていなくても食べてしまう、

不思議な魔力があります。

でも、それは魔力ではなくて、

計算しつくされたものです。

 

多量の糖分と脂質の組み合わせ

私達の脳にドーパミンと呼ばれる報酬系の

ホルモンを分泌させ、 強烈な快感を与えます。

 

大昔、まだ人類が狩猟で生きていた頃、

自然の中で糖分と脂質は生存を左右する重要な栄養でした。

それらがあるとわかると、

他のものに優先させて摂取するという機能により、

私達はいきのこりを図ってきた人たちの末裔なのです。

つまり、進化的に有利な形ということです。

 

しかし、食料が大量に生産できるようになっても、

脳はそれほど進化せず、狩猟で生きていた頃のままです。

食品企業はもっと自社の製品を食べてもらえるように、

その報酬系を最大にすべく、

絶妙な栄養の配合でお菓子を生産しているのです。

したがって、お菓子は、

私達の生存機能を誤作動するように誘導され、

それに贖えないように設計されています。

 

以前、私は自分が好きだった市販のお菓子と、

好きなフルーツを買ってきて、

感じる甘みと食べたあとどれくらい

食べたくなるかを採点してみました。

 

フルーツは、甘みが低いにもかかわらず、

お腹が一杯になってもう十分という感覚になりますが、

市販のお菓子はそれよりも遥かに甘く、

食べたあともっと食べたい!

という衝動に駆られます。

もちろんこの実験はただの実感ですが、

実際根拠に裏付けされています。

 

パッケージなども巧妙に作られていて

食欲をそそるような色の組み合わせになっています。 

したがって、私達はこの誘惑に簡単に抗えません。

 

間食ばかり食べていると、

タンパク質の量が必然的に不足してしまいます。

それと糖分の摂取が多い生活を何十年も続けていると、

糖尿病という困った病気にかかりやすくなります。

 

僕の感想ですが、糖尿病という病気は

一度かかってしまうと本当に厄介です。

多くの病気にかかりやすくなり、

血糖コントロールを誤ると死の危険もあり、

網膜症、神経障害、腎障害と、日常生活に不快なものから、

失明や腎臓の機能がなくなるまで

生存を脅かす機能の喪失が起こります。

感染症にかかりやすくなったり、

傷が治りにくなったり、

糖尿病性ケトアシドーシスなどの

救急疾患のリスクも上がります。

本当になりたくない病気です。

 

私達は何十年後の自分のために

今生活を変えねばなりません。。(辛いですが)

 

次回はこのようなお菓子の魔力を理解した上で、

どのように工夫して手放していくのかをお話します。

 

つづく

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