部屋のお片付けと睡眠
column
- コラム
大阪堀江のパーソナルトレーニングジム、
W-GYMの顧問医師によるコラムです。
今回は部屋のお片付けと睡眠の関わりについて。
ちなみに、ダイエットに失敗する方の多くは、
部屋が散らかっているという話もあります。
信じるか信じないかはあなた次第ですが……。
それでは詳しく見ていきましょう。
みなさんの寝室はどんなお部屋ですか?
以前の我がベッドルームは猛烈に散らかっていて、
医学書と、病院でもらったボールペン
(院内の薬の説明会などで大量に製薬企業からいただくのです)
で、足の踏み場もない状態でした。
服もたたんでいませんでしたし。
見るに堪えない状態でした。
そもそも、週7日で働いているので、
帰ってきても部屋を片付ける余裕もありません。
たまの休みに気合を入れて片付けますが、
1週間も経つと元通り。そんな部屋でした。
部屋の2/3のものを捨ててみました。
捨てるのに3ヶ月かかりましたが、
ベッドルームは、ホテルみたいになり、
無駄なものがなくなりました。
ものがなくなったため、
何ヶ月も散らからないのです。
そのころから異変が起きました。
寝起きがいい、と!
これはあとから知ったことですが、
ものがない部屋は、そうでない部屋で寝るのに対して、
有意に睡眠の質が上がることが研究でわかっています。
僕の個人的な実感としては、まず寝る前に、
いろいろな本やら、スマホやら、
くしゃくしゃの服やらが目について、
気になるわけです。
片付けなきゃな、誰かに連絡を取らなきゃな、
服もアイロンかけなきゃ、でも時間がないな。
こういった葛藤がどこかで浮かびます。
そして、起きても同じようなことを考え始めます。
今日は休みだ、目の前の散らかりを見て、
めんどくさいけど、部屋の掃除しようかな、
あ!あれを伝えなきゃ、スマホ!スマホはどこ?
とやらなきゃいけないたくさんのことが
一通り頭をかすめていって、
いちいち気が散りながら起き上がる。
しかし、目の前のものがベッドだけになったとき、
こういった余計な注意や心配がゼロになる感覚があります。
寝るときも、あとはベッドに横になるだけ、
ついでにスマホも寝室に持ち込まないようにすれば、
もはや気になることからはほとんど切り離されます。
そして、朝起きると、どうでもいい余計なことは思い出さずに、
本当にやるべきことがクリアになってきます。
あと、ものがない部屋はそもそも散らかりようがないわけで、
ものをなくすだけで、整頓された状態が続いて、
睡眠の質が持続的に上がる効果があります。
部屋を片付ける時間もなくなります。
めちゃくちゃおすすめです。
ぜひ試してみてください。