これだけ雨が続くのも珍しい大阪の堀江です。
全国的にも同様の状態が続いています。
雨が降ることが大切なのは分かっていても、
やはりこうも続くと氣が滅入るものです。
そこで今回のコラムではそんな雨続きで
モヤモヤする時にオススメの
簡単エクササイズをご紹介します。
肩をすくめて、元の位置に戻すだけの
簡単エクササイズです。
これで肩回りや首回りが少しスッキリします。
ただし適切に行うには少しだけコツが要ります。
それは腕の位置。
腕は肩甲骨からぶら下がっていますが、
このぶら下がっている位置が
おかしくなっている人が多いのです。
「気を付け！」の姿勢では
腕は身体の真横に来ますが、
実はこれは本来の位置ではありません。
本来の位置は真横よりも少し前なのです。
とは言ってもなかなか自分ひとりでは
その「少し」がどのくらいか分かりづらいもの。
そこで分かりやすくするために、
両肘を90度程度曲げて
胸の前で前腕（肘から先の部分）を
交差させて重ねましょう。
その状態から自然と腕の力を抜き、
ぶらんと腕を垂らしてみて下さい。
その時にある腕の位置が本来の位置です。
思ったよりも肩が巻いている様に
感じるかもしれませんがそれで構いません。
肩を引く（胸を張る）のが良い姿勢だと
勘違いされていることが多いのですが、
肩を引いて胸を張るというのは
身体にとっては緊張状態、
まさに「気を付け！」の姿勢なのです。
さて、胸の前で腕がクロスしている
状態を作りましたが、
今回のエクササイズはこの姿勢のまま行います。
腕をクロスしたまま、
肩を耳に近づけるようにすくめて、
そして元の位置に戻す。
これだけです。
ポイントは肩をすくめたところから
元に位置に戻す時は、
重力に任せて落としてしまうことです。
自分で下ろすのではなく、
勝手に落ちるという感覚が重要です。
この様にして肩を落とすと、
落ち切ったところで
少しバウンドする感覚が得られるはずです。
今度はそのバウンドを利用して、
肩をすくめましょう。
そうするとノンストップで
一連の動作が繰り返されることになります。
痛くない範囲、不快感のない範囲で行い、
動作中は意識的に呼吸をしましょう。
肩を落としながら息を切るように
吐くのがおすすめですが、
難しく感じるなら
とりあえず呼吸が出来ていればOKです。
この動作を20秒から40秒程度行います。
20秒でしんどいと感じたら
それで終わって頂いて結構ですし、
余裕があれば少し時間を延ばすと言った具合に、
適当に気楽に参りましょう。
セット数は1セット～数セット、
これも気楽に適当に決めてしまいましょう。
少し肩が楽になり、
場合によっては肩が下がって
首が長く見えるようになるかもしれません。
そして肩甲骨周りが少し
ポカポカとして来るかもしれませんが、
これは血流が改善された証拠です。
いかがだったでしょうか？
非常に簡単なエクササイズなので
いつでもどこでも出来ます。
ただし最初の方に申し上げた通り、
腕のポジションが盲点となる運動です。
YoutubeやSNSで紹介されている運動も、
この様な盲点が潜んでいるものが非常に多く、
実は適切に出来ていない
というケースはよくあります。
せっかく取り組むのですから、
いいフォームで行いましょう。
またどこかで他の種目もご紹介できればと思います。
【代表トレーナー】