パーソナルトレーニングは教習所
column
- コラム
初心者大歓迎!
よくトレーニングの未経験者や初心者の方から
「全然運動出来ないけど入会して大丈夫ですか?」
というご質問を頂きます。
答えはズバリ
「もちろん大丈夫です!」
むしろ、トレーニングのご経験がなかったり
浅かったりする方ほど、運動を始めるにあたっては
パーソナルトレーニングを受けられることを
オススメしています。
しかしこの様なご質問を多く頂くということは、
パーソナルトレーニングあるいは
パーソナルトレーナーというものが
どこか玄人向けのサービスである様に
思われている節があるようです。
今回の記事ではそんな誤解を解くべく、
当店代表トレーナーである私が
初心者の方ほどパーソナルトレーニングを
受けるべきである理由をご紹介していきます。
身体には動かし方がある
人間の身体というのは非常に複雑に出来ています。
骨は全身で206個もありますし、
解剖学的に見た時に適切に動かすことは
とても難しいです。
運動が得意な人(例えばアスリート)は、
そんな身体の動かし方を本能的に知っています。
それは運動が苦手な人からすると
理解できない領域の話かもしれません。
それでも、運動が苦手な人も改めて身体の動かし方を
学習することで、適切に動かせるようになるものです。
もちろん万人がアスリートの様に
動けるようになるとは言えません。
しかし、万人が運動音痴のままでもありません。
それぞれのレベルに合わせて順を追って、
「この関節はこう動く」とか
「こういうイメージで動かせばよい」
と言ったことを学んでいけば、
動きのレベルを高める事が出来ます。
この様に身体の動かし方を学習することができるのが
パーソナルトレーニングの魅力です。
実例「ボールが投げられない」
ビジターでご利用になったお客様のセッション例を、
許可を得て掲載します。
このお客様はボールを投げることが苦手とのことで、
W-GYMへお越しになりました。
こういった方は珍しくありません。
そう言えば学校体育でボールの投げ方を
適切に習った記憶がある人はそういないでしょう。
残念ながら体育の授業というのは
運動が得意な人間がどんどん得意になって、
苦手な人間はどんどん苦手になる傾向があります。
(これは他の教科でも同じかもしれません)
話を戻しましょう。
ボールが投げられないということは
最終的にはボールを投げる練習をしないといけません。
それに至るプロセスをどう構築するか?
これがこのお客様のセッション内容となります。
どの様なボールの投げ方をしているのかを確認し、
問題点を確認したところ、このお客様の場合は
ボールを投げる前に、手の指、手首、肘、肩、
そして体幹部がどう動くのか、
更には下半身がどう動くのかを
切り分けて学習する必要がありました。
一通り身体の動かし方を学習した後、
改めてボールを投げて頂きます。
するとあら不思議、
最初よりも投げられるようになっているんですね。
簡単に言うと頭と体が仲良くなったのですね。
1時間後には私とキャッチボールが
出来るまで成長されました。
ちなみに30代男性のお客様です。
大人になってもできなかった事って
出来るようになるんですね。
パーソナルトレーニングは教習所
比較的大人になってからでないと出来ないことがあります。
その代表例は自動車の運転です。
必ず教習所に通って検定に合格しないと
免許が交付されることはなく、
公道を走ることは許されません。
トレーニングを行うことに免許は必要ありませんし、
パーソナルトレーニングは教習所みたいなところです。
(自己流でやっても逮捕されることはありませんが)
身体の動かし方、器具の扱い方、身体のケアの方法、
食事のことなど、様々なことが学べます。
教習所ということは、そこに集まっている人は
基本的には扱い方が分かっていない人が集まります。
ですから、初心者の方は大歓迎というよりも、
初心者の方ほどお越しになられることを推奨します。
24時間ジムは公道みたいなもので、
初心者の方には少し怖いかも知れません。
その感覚はもしかしたらサーキットで
レースするようなものかも知れませんね。
トレーナー≒教官
教習所には教官と呼ばれる人がいます。
自動車教習所に通われた方は
様々な教官の方と巡り合ったでしょう。
怖い人もいれば優しい人もいたと思いますが、
基本的に教習生が運転のことを分かっていない前提で
接してくれていたはずです。
パーソナルトレーナーもそうあるべきです。
たまに(?)ご相談いただく案件で、
パーソナルジムで「出来ないことをやれと言われた」
という話を聴きますが、言語道断です。
それは教習所に入った初日に
「公道に出ろ」と言われているようなものです。
鬼教官(鬼トレーナー)も基本的には不要でしょう。
車の運転は命の危険もありますから
多少厳しく接する人もいるのでしょうが、
トレーニングは確かに怪我のリスクがあったとしても
そんなに厳しくあれやこれやと言うものではありません。
恐らく自動車教習所でも鬼教官よりも
優しい教官の方が人気だったはずですしね。
運動音痴大歓迎!
こんな理由で、当店は自他ともに認める
「運動音痴」の方や、運動の楽しさを
見出せていない方を大歓迎します。
そんな皆様の人生を変える覚悟で、
身体の動かし方をお伝えします。
出来ないことなんてやる必要ありません。
でも出来るようにご案内します。
運動音痴だという勘違いから抜け出し、
新しいステージへ進みましょう。