アイコン

mail

アイコン

line

パーソナルトレーニングの知られざる実情

column

2021.01.14
  • コラム

パーソナルトレーニングって?

「パーソナルトレーニングって何?」

と聞かれると

「個別にトレーニングを見てもらえるところ」

と答える方がほとんどだと思います。

 

これは正解と言える回答だとは思いますが、

皆様が(あるいは同業者の方も)想像する、

「個別」「トレーニング」とは何でしょうか?

 

それは決して単純な

「マンツーマン」の「筋トレ」

ではありません。

 

ただ、多くのパーソナルトレーニングジムと

称するお店が、マンツーマンで筋トレの

指導をしているのが実情なので、

一般ユーザーの皆様には少し見分けが

難しいかもしれません。

 

そこで今回は、私が考える本来あるべき

パーソナルトレーニングの在り方を探っていきます。

 

これからするお話は

パーソナルトレーニングの知られざる実情

とも言えるかもしれません。

 

 

パーソナルとは

パーソナル(personal)とは、

「個人」とか「個性的な」

といった意味合いがあります。

当たり前ですが、私たち人間は

ひとりひとり個性を持っています。

 

私のように長年スポーツに

関わってきた人間もいれば、

学校体育ぶり何年も身体を

動かしていない人もいます。

それはどちらがいいとか悪いとかではなく、

それぞれの個人的な話です。

 

パーソナルトレーニングはそれぞれの

個人的な事情を加味した上でプログラムが

提供されるところに利点があります。

 

それに引き換え、

マンツーマン(man to man)というのは、

単純に1対1、人対人を指す言葉です。

 

これは個人の事情などはお構いなしで、

「はいスクワットしましょう」

「はいベンチプレスしましょう」

何故かマニュアル化された

プログラムが与えられます。

これではパーソナルとは言えませんね。

 

パーソナルトレーニングは

個人に合わせて実施されるものですから、

出来ないことやあまりにも難しいことを

突き付けられることはありません。

 

ただ、残念なことにそんなマニュアル化された

プログラムばかり提供しているジムが

少なくないと聞きます。

 

 

トレーニングとは

トレーニング(training)とは、

何となく「鍛錬」「修行」と言った

イメージが先立ちますが、

「研修」とか「教育」といった

意味合いも含む言葉です。

 

「筋トレ」というのは実は

正式な言葉ではないのですが、

恐らく「筋肉を鍛える」

ということなのでしょう。

 

トレーニングというのは想像よりも

もっと広い意味を持つ言葉で、

パーソナルトレーニングの

「トレーニング」が「筋トレ」だけ

なんてことはありません。

 

目的を達成する為の手段全てが

トレーニングと言えるのです。

 

先の話と重なりますが、

トレーニングの目的は十人十色です。

 

万人がムキムキマッチョな

筋トレをする必要はありません。

 

身体の動かし方を教育するのも

立派なトレーニングですし、

膝や腰の痛みを改善する為に取る

あらゆる手段もトレーニングと呼べるでしょう。

 

またAさんとBさんが同じような目的を

持っていたとしても、

AさんとBさんは個人差がありますから、

実施するトレーニングにも差があるのです。

 

 

パーソナルトレーニングは貴方のもの

 

パーソナルトレーニングは、

パーソナルトレーナーの

自己満足向上タイムではありません。

パーソナルトレーニングは、

受け手である皆様のレベルアップタイムです。

 

もし今通っておられるジムで

実施しているプログラムが、

どうも自分に合っていないと思ったら、

それはあなたのせいではなく、

指導者の問題です。

 

出来ないことがあっても、

それも全て指導者の責任です。

 

トレーナーはお客様ひとりひとりに寄り添い、

不要な苦痛を与えず、

小さな「出来た」を積み重ねて

頂く為に存在します。

 

皆様が本当のパーソナルトレーニングを

受けられますように願っています。

 

執筆:代表トレーナー

RECOMMENDおすすめ記事