ここは頑張らなきゃいけないって時に、
ストレスで押しつぶされて
燃え尽きてしまったり、
それが長期間続くせいで
体調が悪くなってしまったり、
みなさんもそんな経験はありませんか？
そういう時はユーモアです。
今回のコラムではユーモアの活用について
考察していきます。
ユーモアは精神的にいいばかりではなく、
身体的な痛みすらも軽減してくれます。
手術後にコメディを見まくった患者は、
そうでない患者と比べて25%も
鎮痛剤の使用量が減ったという報告もあります。
辛い状況のとき、ユーモアを発することで、
交感神経の機能がさがり、
心拍数が下がったり、
筋肉が緩んだりすることもわかっています。
ユーモアで笑うと、
状況が安全であるという
シグナルになるらしいです。
僕の経験では、
救急当直をやっていた時がそうでした。
駆け出しだった頃、突然叩き起こされて、
超重症の患者を診る、
いつも緊張状態になるし、
心が折れそうになることもありました。
仲間内で同僚と結構ユーモアで
乗り切っていましたね。
そういえば、日本の映画ではあまりありませんが、
外国のリアルな戦争映画だと、
兵士たちがブラックユーモアで
笑い合っているシーンがよくあります。
あれもそういう状況が多いからなのでしょうか。
ユーモアは心を折れなくする能力、
レジリエンスを高めてくれます。
愚痴よりもユーモアです。
ぼくのおすすめは
頭を使うブラックユーモアですね！
ただ悪口言うより、緊張がほぐれやすいですよ。
【顧問医師】