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【顧問医師コラム】生活習慣病のその後

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2020.03.30
  • コラム
大阪堀江W-GYMは顧問医師に在籍して頂き、
現場のトレーナースタッフも色々と教えて頂いております。
そんな顧問医師から週に2回程度コラムを寄稿して頂き、
皆様にシェアをしております。
今回も医療現場から見た健康の重要性について、
分かりやすく解説をして頂いております
昨今の新型コロナウイルス関連に関わった不安定な社会情勢の中、
最も恐ろしいのは心が不安定になることかもしれません。
騒動の終息後も落ち着いて暮らすために、以下の寄稿を
お読み頂ければと思います。

 

 

生活習慣病とは、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などです。

長らく外来診療をしていると、高血圧、脂質異常症などは、

ある年齢でこの体型だと、パッと見ただけで持っているか持っていないか

何となくわかります。なんと40代でもいるんですよ!

例えば、高血圧、ときに、救急外来で、夜中に

「血圧が180もあるんです!」

と言って駆け込んできた患者さんを何人か診療しました。

その大半は気分的に落ち着くと正常範囲内に下がっていきました。

この場合の高血圧は基本的には何の問題もありません。

血圧がやや高いことを見て、それに恐怖を感じ、交感神経が上がって、

さらに血圧が高くなって、という連鎖だと思います。

当然、高血圧緊急症の症状や、神経学的異常がないことなどは確かめましたが、

いずれもありませんでした。

問題がなければ、正常範囲内に復帰するということを、

ホメオスタシスというシステムととらえます。

 

運動不足、加齢や動脈硬化の進行により、血管が硬くなり、

ホメオスタシスが維持できなくなり、血圧が高い状態が続きます。

これが続くと、心臓、脳、腎臓の血管などにダメージを与え、

詰まったり、出血が起こったりします。

それ以外にもさまざまな合併症があります。時に致死性です。

 

以前、高齢者とくに90歳以上の超高齢者の診療を経験しましたが、

多くの人は、5種類以上の薬を飲んでいます。

多くの薬を飲むと、転倒のリスクが上がったり、

(転倒すると、寝たきりになったり、治療のために入院し、

せん妄や認知症の進行といった問題が起きます。)

ポリファーマシーといって問題になっています。

 

例えば高血圧の薬→副作用の便秘→下剤→下剤による副作用の嘔気→

制吐剤といったように、五月雨式に薬の処方が増えていくのですね。

一方で、自身で何十年にもわたって運動されていたり、

健康管理されている人は、これらを一切飲んでいない人もいます。

高齢でも、高血圧すらない人もいます。

経験的な印象ですが、そのような方は年齢より若く

会話もはきはきしている方も多いように思えます。

 

今日は人生の終盤にそれまでの習慣がどう結びつくのか、

医療スタッフは毎日みています。

生活習慣病はならないほうが絶対いいです!

適度な運動や適切な食事、体づくりは、多くの不幸を未然に防ぎえます。

ぜひ習慣化に取り組んでみましょう。

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