心身が同一であるならば……
column
2020.02.13
- コラム
心身が同一のものであるとするなら、今のあなたの体力や体組成は
あなたの心を現わしているといっても過言ではありません。
柔軟性に欠如しているとすれば、環境への適応が出来ていないかもしれません。
筋力が不足しているとすれば、意思決定力が不足しているかもしれません。
体脂肪が過多であれば、無駄が多すぎる生活を送っているかもしれません。
逆に、
柔軟性がありすぎて優柔不断になっていたり、
筋力がありすぎて力の使いどころを間違えたり、
体脂肪を削りすぎて必要なものまで失ったりしているかもしれません。
これはあくまでも仮説です。
しかし、どこか思い当たる節がなくはないでしょう。
そしてその思い当たる節を否定することもありません。
大切なことは、その状況を正しく知ることだと考えています。
身体の状態を把握することは心の状態を把握することです。
心からアプローチするのが難しいのはご存じのとおりですが、
身体からアプローチすることは簡単でないとしても
心からのそれに比べると容易です。
どこの筋肉が硬くなっていて、どこの筋肉が緩んでいるのか。
どこの筋肉が強くて、どこの筋肉が柔らかいのか。
力の出し方は適切かどうか。
体脂肪率は適正値かどうか。
これは日々の取り組みの中で明確に知る事が出来ます。
ここで何か問題があるのなら改善するような取り組みを重ねていくのです。
身体が整えば心が整います。
動いていない身体には凝り固まった心が宿ります。
健全な肉体には健全な精神が宿るというのは本当でしょう。
仕事や家庭で問題となっていることを解決する糸口が見つかるかもしれません。
その解決はきっと人生を豊かにすることでしょう。