運動の習慣化10の法則②
column
2021.04.20
- コラム
やり始めた時のやりすぎ
何か生活を変えよう、
運動を始めようなどと思った時、
モチベーションが高いため、
いつもやったことのない量の
運動をすることがありませんか?
それは特に休日等が多いかもしれませんね。
モチベーションが高いのは素晴らしいのですが、
それを習慣化の基準にしてしまうと、
別の日の状況によっては
その量ができないときが発生してしまいます。
そうなるとせっかく始めたのに
やりたくなくなってしまう
ということに繋がってしまいがちです。
今回のコラムではそんな勿体ない状況に
陥らない為の考え方をご紹介します。
10%という目安
具体的にどれくらい上乗せしたり、
変えたりすればいいのでしょうか。
以前にも少し触れたことがありますが、
変える量の目安は10%です。
特に始めた1か月は
10%以上の負荷をかけないことで
脳の負担を軽くして、
習慣化の形成がしやすくなります。
10%ってどれぐらい?
10%というと、意外と少ないものです。
例えば、ジムの運動プログラムを
いつも3つやっているとすると、
1つ追加するだけで、33%増になります。
1つ追加するだけなら大したことないかも
と思いがちですが、
それは一種の思考のバイアス(偏り)です。
意外と負担になると思います。
10%に対する考え方
変化の量を10%以上にしない
というとらえ方をするよりも、
おすすめの考え方をご紹介します。
それは、10%未満で新しいことを始めてみることで、
ここが何%変わったかよりも、
1%でも新しいことを始めてみたことが、
将来の初めの一歩になる意義のほうが大きい
という考え方です。
新しいことを始めるストレスよりも、
習慣化した後、
量を変えるストレスのほうが少ないのです。
前者について注意深くストレスを
減らしながらこなしていくとよいでしょう。
【顧問医師】