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睡眠と仕事のミスから紐解く知識の付け方

2020.9.1

これは使える!

W-GYM顧問医師による勉強法をご紹介します。

この考え方は短期的なダイエットが、

以下に身につかない行為かということも示唆しています。

是非ご自分の状況に置き換えながらお読みください。

 

 

 

僕は医師としての仕事以外に、普段、社会人や学生さんに対して

勉強のアドバイスをする仕事もしています。

産業医の免許も持っていて、仕事をどうやって

健康にバランス良く続けていけるかということに

興味をもって日々勉強しています。

 

どんな仕事も学習が必要です。

いつもおなじようなことをやっている場合でも、

いくつかパターンに合わなくて失敗したり、

なんとなくいつも不便なパターンがあったり、

判断の過ちを振り返って分析したり、

いきなり部署が変わって、未経験の仕事を

おぼえなければならなかったりします。

 

そこで仕事における学習について

みなさんが陥りやすいパターンは、

睡眠を削ることです。

 

私の以前の上司も、

仕事のミスを最後までチェックするのに、

日付が変わるまで毎日残って、

土日も仕事をしていましたし、

よく短期的に夜遅く残ったり、

長時間労働をする人がいますが、

意味が全くありません。

睡眠を削ると、記憶や思考力が

ものすごく低下してしまうからです。

 

過去の失敗したケースを思い出したり、

判断を誤った状況を分析したり、

未知の出来事をすぐに覚えたりすることで、

手間を減らしたり、失敗を回避できたり、

判断エラーをなくしたりできるようになり、

結果的に仕事の時間が減っていきますし、

モチベーションも維持されることがわかっています。

 

僕も以前は目の前のことをただこなすだけでしたし、

失敗から学ばないでさばいていっていました。

このような生活に変えてから、

今僕の一日の仕事のうちおよそ1/3の時間は、

学習と記憶、それから仮説を立てる時間につかっています。

ミスも劇的に減少しましたし、そもそも仕事の効率が上がりました

 

ミスを減らす以外にも、

たとえば、私の業界にも資格の試験があり、

先日受験をしてきました。

教科書を何冊も暗記しなければいけない、

なかなか大変な試験でしたが、

記憶を長期記憶に乗せるにはある程度時間が必要ですし、

そのためには分散学習などの手法と、

基盤となる睡眠と運動を維持した上で、

必要となる勉強時間から逆算して開始しました。

結果的に毎日寝る時間、運動する時間、

勉強する時間をすべて十分にとった上で、

本番はほぼ長期記憶だけで解答できました。

 

個人的な感想ですが、長期記憶にのせると、

試験勉強で覚えたところがずっと記憶されるので、

一夜漬けと違って、意味のある知識になるんです。

 

短期的に身体にアンバランスな

負荷をかけることは効率が悪いです。

何か勉強や学習が必要なお仕事をされている方々は、

あえていつものバランスの取れた習慣を

維持しつづけていきましょう。

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