砂糖の過剰摂取が、循環器疾患、肥満、糖尿病などの
障害になりやすくなることはわかっていますが、
この記事はその習慣が形作られていくというところまで
踏み込んでいるのが興味深いです。
炭酸飲料や濾過した果汁飲料など、
砂糖を主成分とする清涼飲料は、カロリーはあるが、
その他の栄養素が乏しく、
果物をまるごと食べれば摂取できる
必須栄養素が得られません。
こうしたカロリーを取ると、
他の食品(穀物、果物、野菜)を取らなくなってしまいます。
満腹感を感じにくくなりますので、
カロリーが過剰摂取される傾向にあります。
しかも、アルコールに類似した常習性があり、
特に幼児は常習癖が付きやすいです。
こういったメカニズムにより、
砂糖を添加した食品はよく消費されることがわかっており、
ここは私の考察ですが、朝食用シリアル、ジュース、
ゼリー、ジャム、キャンディー、焼き菓子、ソース、
デザートを始め、調理済みのおかずや加工肉まで、
ありとあらゆるものに砂糖が添加されているのは
そのせいかと思います。
習慣を形作るのに必要な要素がすべて詰め込まれています。
以前僕も、コンビニに一日3回お菓子と炭酸飲料を買って
生活していた時期があります。
特にホワイトチョコレートやスナック菓子が
大好きで食べまくりました。
今では、飲むものはアルコール以外は
ほとんどカロリーが入っていないお茶や水ですし、
常にお菓子を口に含みながらの生活ではなくなりましたが、
やめてから、やはり甘いものがほしいと思わなくなりました。
脳の働きがかわることははっきり実感できるレベルですね。
さらに、こういった物を買わなくなると、
お金が貯まるんですね。
一日数百円✕365日で、下手をすると
10万円近く1年間で節約になります。
給料が上がっているのと同じですね。
しかも、こういった食品は1円あたりのカロリーは高いので、
自動的にかなりの量のカロリー制限になります。
例えば、ご飯1杯100gが約168kcalにたいして、
僕の愛食していた100円あまりのホワイトチョコレートは、
42gで240kcalです。
もちろん後者は他の栄養素が低いです。
したがって、ダイエットをして
本当に取らなきゃいけない食品を減らす必要もなくなります。