2021年に入り、今年こそ絶対に痩せたい！とか
今年こそジム通いを継続させるぞ！
と熱い想いを抱いている方も多いことと想います。
しかし、なぜ毎年のように
「今年こそ！」と意気込むのに、
途中で挫折してしまうのでしょうか？
当コラムでは頻繁に習慣化に関するヒントを
お送りしていますので、是非お時間のある方は
バックナンバーをご覧頂ければと思いますが、
今回は具体的に今年こそジム通いを
継続させる為のコツをお届けします。
執筆：代表トレーナー
「今年こそ痩せる！」
という意気込みは素晴らしいのですが、
果たして何キロ痩せるのかは
明確になっているでしょうか？
多くの方はそもそもの目標設定が非常に抽象的です。
痩せる、ムキムキになる、ヒップアップする、美脚になる、
といったイメージはよいのですが、
もう少し踏み込んで考えるようにしましょう。
目標を具体化することで、行動も具体化されます。
逆に目標が抽象的すぎると、
行動もふわふわしてしまうので要注意です。
先ほど書いたように、「〇〇キロ」といった
測定可能な数値を目標値として定めましょう。
ただし身体作りにおいては
体重がすべてというわけではありませんし、
体脂肪量や体脂肪率、または筋肉量などは
一般的な測定方法では誤差が大きいものです。
そこでお勧めなのが、ウエストやヒップのサイズ、
あるいは「この服が着られるようになる」
といった目標設定です。
数値化できない目標は、達成に近づいていても、
感覚的に遠ざかっているような気がするなど
誤差が生じやすいので、
分かりやすく数値化できるものをチョイスしましょう。
願望を抱くことは自由ですが、
例えば1ヶ月に10㎏痩せるとか、
BMIが18を下回るような体重を目標にするなど、
明らかに無理があったり身体を壊す可能性が
高かったりする目標設定はNGです。
願望と現実が違うことは歯がゆいことですが、
現実を受け止めた方から順に
目標達成への道が開かれる
と言っても過言ではありません。
まずは現実を受け止める準備をしましょう。
ジムでのトレーニングだけで
身体が変わるわけではありません。
食事や睡眠時間、その他生活習慣の改善が必須です。
ジムでめちゃくちゃ頑張っても、
コンビニ食ばかり食べているとか、
寝不足が続いているとか、
湯船に全く浸かる習慣がないのは少し問題があります。
むしろ、ジムに通うというのは、
目標達成に向けた行動プランのひとつでしかない
ということを覚えておいてください。
とは言ったものの、いきなり今の生活を
ごろっと変えてしまうのは厳しい話です。
ジム通いもそうですが、
無理に飛ばし過ぎると息切れを起こします。
最初から頑張りすぎることは
中断フラグでしかありません。
「現実的にまずこれならできるかな？」
と思える少々馬鹿馬鹿しいぐらいの
行動プランを立てましょう。
何かひとつでも変えることが
出来たらそれは大成功です。
「今年こそ！」の「今年」は1
2月31日のことでしょうか？
さすがにそんなにギリギリまで
粘るつもりのある方は少ないでしょう。
確かに長期目標として12か月後の自分が
どうなっているかをイメージすることは大切ですが、
それだと夏休みの宿題の様に、
終盤にとんでもなく追い込まれます。
分かりやすく、6月までに、とか、
とりあえずこの3ヶ月で、
といった中期目標を作っておきましょう。
長期目標、中期目標と決めたら、
最後は短期目標です。
短期と言っても日々何かを測定するのは
あまりにもストレスフルなので、
1ヶ月か短くても1週間を目安にしましょう。
ただ、体重等の体組成のことを考えると、
その日トイレに行っているのか、何を食べたのか、
水をどれだけ飲んだかなどによって
平気で数値が上下します。
特に女性は生理周期によって
大きく数値が変動しますから、
それらは考慮したうえで
結果と向き合うようにしましょう。
大切なことは短期的な結果を受けて、
その次の行動をどのように計画するかという
見直しタイムとして活用することです。
短期的なことに一喜一憂するのはもったいないです。
これまでご紹介してきた手法は、
組織マネジメント等で用いられる目標達成の法則
「SMART」を参考にして紹介しました。
ただ、身体作りは売上や支出の管理ほど
数値的に繊細なものではありませんから、
少々余裕をもって目標と向き合うようにしましょう。
そして、何より大切なことは、
目標を達成したあかつきに自分が何をしたいか、
すなわち目標の先にあることをイメージすることです。
ワクワクするような未来を想像しながら、
身体を創造しましょう。
皆様の目標達成をサポートすることこそが、
我々に課せられた使命であると言えます。
目標設定というのは時として、
抽象的で、測定困難で、達成可能性が低く、
そして行動プランの難易度が高く、
厳しすぎる期日設定になりがちです。
目標達成を拒んでしまっているのが、
その目標設定であることが分かれば、
きっと道は開けます。
もし「目標設定からサポートをしてほしい！」
というご要望がありましたら、
お気軽にご連絡下さい！