【顧問医師コラム】運動習慣を言語化する
column
2020.04.20
- コラム
今はコロナウィルス感染拡大防止の観点から、
なかなかジムでの運動が難しい社会情勢ですが、
この自粛ムードが明けたらジムを再開したいと
考えておられる方も多いのではないでしょうか。
今回顧問医師から寄稿頂いたコラムでは、
そんなジムでの運動の実行率を高める為のコツを
分かりやすく解説されています。
自宅トレーニングをする際にも、使えるテクニックです。
是非ご一読ください。
運動を仕事と同列の予定表に入れると、
習慣が実行しやすくなるお話は以前させていただきましたが、
単に「運動」「ジムに行く」と記載していないでしょうか。
実は実行率を高めるためには、もうひと工夫するとよいです。
それは、予定の記載を、描写レベルに細かくしてみることです。
なんならその記載だけをみて行動した場合でも
正確に実行できるようにしてみましょう。
たとえば、以下の様な描写です。
・ジムに行く為にクロスバイクに乗る
・ジムまでなるべく速くバイクをこぐ
・運動する為にジャージに着替える
・スマートフォンは閉まっておく
・ひとまずトイレに行く
・空いているマシンを最低でも3種目は行う
・ランニングも行う。
・全部使われていたら、腕立て伏せをしながら待つ。
・1時間以内に運動終了する。
内容はなにも特別なことをしているわけではなく、
自分の習慣を小さな何気ないことまで含めて
全部言語化してみるということです。
これで実行率が高まることがわかっています。
ここから私の考察ですが、言語化していると
頭に記憶として残りやすくなり
記憶をもとに実行していくだけになる。
そもそも他のことをする余地がなくなるので、
行動が完全に定式化される(儀式のようになる)
のではないかと思っています。
自分の考えていることや行動を
事細かく言語化して予定表などに記載してみましょう。