足首を整えて美脚になろう
column
- コラム
3月も下旬となり、本当に暖かくなってきましたね。
W-GYM眼前の堀江公園の桜も
日に日に満開へ近づいていてまさに春を感じます。
女性の中にはこの季節のおしゃれとして、
「せっかくだから脚を出したい」
と思うのかも知れません。
しかしそれと同時に、
「こんな脚出せない……」
とおしゃれを諦めてしまう方も
多いように見受けられます。
W-GYMでは美脚トレーニングも可能ですが、
今回は、美脚づくりに関する考え方を解説します。
ポイントは足首です!
細いだけじゃ美脚じゃない
美脚とはどのようなものを指す言葉でしょうか?
「美しい」と感じる程度には個人差がありますから、
答えは存在しないのかも知れませんが、
文章として解説するにあたって、
ある程度の定義づけは必要となります。
これは偏見かも知れませんが、
私はただ細いだけの脚を美脚とは定義していません。
「とにかく細ければいい!」
と考える方もおられるかも知れませんし、
それを美しいと感じるのは自由なのですが、
不必要な食事制限等によって
「痩せ細ってしまった脚」というのは、
筋量が不足しているでしょうし、
筋力も低下していて機能も低下します。
何もないところで躓いたり、
転んだりして、最悪の場合骨折のリスクも
孕んでいることでしょう。
(筋力不足は多くの場合骨密度の低下を伴います)
この様な理由から、健康を提供する
パーソナルトレーナーとして、
とにかく細いだけの脚を美脚とは
定義づけしていないのです。
美脚とは脚部に適切な筋量があり、
適切に動く脚であると考えています。
適切というのが難しい
適切な筋量とか、適切な動きというのは分かった様な、
分からない様な表現かと思います。
多くの方が悩む、
前腿の張りや外腿の張りというのは
美脚作りの大敵とも言えます。
他にもふくらはぎの張りとか、
現象としてO脚とかX脚といった問題もありますね。
しかし張っている筋というのは、
別にそこの筋量が著しく多い
ということではないことがほとんどだと思います。
例えばスピードスケートや自転車競技をしていて
特異的に発達している場合もあるかもしれませんが、
それは稀なケースでしょう。
一般的な人はただ張っているだけですから、
その張りをまず緩和するところから始めます。
(もちろんそれで解決ではない)
また逆に裏腿や内腿といった、
美脚トレーニングと銘打って鍛えられることの
多い部位の筋量が著しく低下している
ということも稀だと思います。
骨折した人は経験があるかも知れませんが、
ギプスをしたらそこの筋は物理的に動きが制限され、
結果として筋が痩せ衰えますが、
多くの場合治癒した後に適切な処置をすれば
ある程度元の状態へと戻っていきます。
私たちの身体は普段ギプスもはめていないくせに、
そんなにも痩せ衰えるものでしょうか?
よく考える必要がありますね。
あり得るとしたら、あまりにも歩いていないとか、
1日中ベッドの上でダラダラしているとか、
ドアツードアのライフスタイルである
といったことでしょうか。
これは現代病です。
美脚の為には、まず歩きましょう。
全く運動していない、歩いていないという人が
「美ボディになりたい」と言って相談に
来られることがたまにありますが、
現代病の状態を改善することから始まるのです。
歩き方は難しい!
とは言え、歩き方というのはとても難しいものです。
何故なら、歩き方を習ったことがある人は
殆どいないからです。
厳密に言えばある程度大人になってから
歩き方を習った人はいたとしても、
赤ちゃんの時に初めて歩いた時、
それは誰に教わるでもなくそうなったはずですから、
歩き方を習ってから歩き始めた人はいない
ということになります。
なのでW-GYMでは歩き方のレクチャーも
行っているわけですが、
この時問題になることが沢山あります。
とりわけややこしいのが、
足のゆび、足の裏、そして足首です。
これらは歩く際に地面に最も近い部位なのですが、
エラーが起こってしまうと、
膝関節や股関節にもエラーが連鎖し、
それに関わる筋、すなわち脚の筋全体に
悪い影響を与えてしまうということになるのです。
逆に言えば、足のゆび、足の裏、足首の状態が整えば、
脚の筋は適切に使われるとも言えます。
よく美脚(もしくは美尻)の為には
股関節が大切だと言われます。
その事実自体は否定しませんが、
股関節がおかしくなっている原因が、
もしかしたら遠く地面方向に離れた足首付近にある
かも知れないということを知っておくとよいでしょう。
先に述べた「張っている」という現象も、
足首付近のエラーに起因するものが多いのです。
足首を整えて美脚になろう
ではどの様に足首付近を整えると良いのか?
これは毎度のことで恐縮ですが、
「人によって違います」。
エラーは十人十色、千差万別なのです。
1つの可能性として……
という前提で対処法をご紹介することは出来ますが、
それがある人にとってばっちりハマったとしても、
ある人にとっては逆効果ということもあるのです。
ですから、これだけ長々と書いておいて、
書くべき答えがないという結論に至ります。
でも、これは意地悪だとか、
実際にセッションを受けに来いよという煽りではなく、
皆様の美脚の為なのです。
やはり身体のことは身体を見ないと分かりませんし、
大切な皆様の身体を蔑ろにはできないのです。
ただいずれにしても美脚の為には
足首の状態を整えることも
必須条件であることを覚えておいてください。
これを知っておくだけで、
あなたがパーソナルトレーニングジムを
選ぶ時の武器になります。
トレーナーに「美脚になりたいです」と伝えたら、
それらしいプログラムが提示されると思いますが、
足首のことを無視したプログラム構成なら、
通わなくていいということです。
是非参考になさってみて下さい。
【代表トレーナー】