楽観的見方と健康
column
2021.06.19
- コラム
あなたは楽観的見方ができる?
物事を楽観的に考えられるかは意外と重要です。
楽観的に考えられる人のほうが、
より健康的な行動をとりやすく、
中性脂肪の値が低く、
ストレスから回復する能力が高いとされています。
楽観的と楽天的
ちなみに、楽観的と楽天的は違います。
前者は、失敗は将来に生きるだろう
と考えている状態で、
後者は失敗から何も学ばない状態です。
楽観的と楽天的とは
生まれつきの性格ではないのかと
思われるかもしれませんが、
実は違います。
楽観的に考えることとは
意識して身に付けるものとされています。
たしかに、自分の失敗の良い面をみることは、
積極的に分析していることで、
すなわち自分の努力ですよね。
楽観的の足を引っ張る環境
しかし、住む環境によっては、
この能力が低下してしまうことが分かっています。
ポルトガルの研究ですが、
灰色一色の工業地帯の隣に暮らしていると、
ストレスに対する処理能力が低下して、
楽観的に考えられなくなるということが
分かっています。
せっかく現状を打破するために、
多角的に分析しているのに足を引っ張って
うまくいかなくなってしまうんですね。
まとめ
個人的な見解も含まれるまとめとなります。
まず灰色一色の環境に暮らしていると、
自然が少ないため、ストレスが強くなって、
創造性に乏しくなったりすることがわかっています。
視野が狭くなって、物事のいい面が
見えにくくなってしまうのではないでしょうか。
これが波及して、身体的な悪影響として
表れるのは十分あり得ることです。
また、物事の良い面が見られないと、
厄介な問題の引き金になります。
都心の一等地でコンクリートジャングルに、
あえて高いお金を出して住むことが
果たしてよいのか疑問になってきますね。
【顧問医師】