身体と心の繋がり~姿勢と情緒~
column
- コラム
あまりスピリチャルなことを書くと胡散臭くなりますが、
身体と心は繋がっています。
具体的にそれを示すデータなどを出しても
あまり面白くない記事になってしまいますので、
ここから先の話は、
「信じるか信じないかは、あなた次第です」
という程度に読み進めて頂ければと思います。
ではあなたが俳優や女優だとして、
元氣いっぱいのスポーツマンの役を演じることになった、
という設定で考えてみましょう。
別にハリウッド映画に出るわけではありません。
今すぐに演じるとして、どんな人間を演じますか?
恐らくシャキッと背筋が伸びて胸を張って、
ハキハキとして声で「こんにちは!」
なんて言うんではないでしょうか?
この役を演じるにあたって、胸が落ち込んで下を向いて
「今日ちょっとしんどいんです……」
というセリフを思いつく人はまずいないでしょう。
逆に病弱な人間を演じる時に、
胸を張ってハキハキ喋る人はいないでしょう。
とても分かりやすい話ですが、
身体と心の繋がりというのは単純に言えばそういうものです。
もちろん何故元氣なのか、或いは何故氣持ちが落ち込むのか、
それは背景にある色々な事情を孕んでいるでしょうから、
その心の持ちようというのは単純ではありませんし、
それが表れている身体の状態も複雑なものです。
しかし、身体を整えることが心を整えることに繋がる
というのは恐らく間違いのないことです。
実際に鬱傾向にあった方が運動をすることによって、
少しずつ前向きになっていかれるというパターンは、
非常に多く見受けられるものです。
ただ、多くの方は自分の身体の状況を正確に把握できていません。
ということは、自分の心の状況も同様にキャッチできていません。
人間の身体というのは非常に脆弱です。
人間関係やその他自身を取り巻く環境の影響に左右されがちです。
例えば息の詰まるような状況下(重苦しいオフィスなど)では、
文字通り息が詰まっています。
息が詰まるということは、必要以上に肩が挙がって前に出て、
胸周りが縮こまって少し前かがみになるでしょうか。
現代社会はオフィス以外でも息が詰まるような局面が
むしろ平常であるかのような閉塞感を覚えます。
例えばこちらをお読み頂いているということは、
パソコンやスマートフォンなどの端末をご利用中でしょう。
それを見ている姿勢なり、そもそも使うことへの疲労感など、
今この瞬間もインターネットという
広い海に向かっているようで、深い闇へも向かっています。
では解決する為にはどうすればよいか?
単純な答えだけ述べておきます。
適切な運動をしましょう。
ひとまずこれだけです。
むやみやたらに走ったり重量物を持ち上げたり、
いきなり難しいことをするのではありません。
まずは身体の声を聴きましょう。
それは心の声を聴くことに同意です。
必要以上に身体が強張っているなら、まずはそれを解きます。
自分が思っている以上に肩が挙がっているかもしれません。
まっすぐ立っているつもりがそうではないかもしれません。
膝が伸びすぎて浮ついていることだってあります。
ですが、多くの方はそんな心身のサインを見逃したまま、
とりあえず身体を動かしだします。
動かさないよりはマシかもしれませんが、いずれ破綻します。
姿勢が変わらなければ心が変わらない……
と言うと、やや極端な表現ですがそういうことです。
もしかしたら余計に心が塞ぎ込んでいくかもしれません。
姿勢と情緒……身体と心の関係とはそういうものです。
筋トレと有酸素運動とストレッチがメンタルヘルスの改善に
効果的であるというのは恐らく正論だと思います。
しかし、正しくそれらのトレーニングが行えているか?
或いは強制的に実施しているのか、ワークアウトとして
自発的に行っているのか?
この2つの違いだけでも結果は大きく変わってくるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
もう少し踏み込んだ話も今後綴っていきますが、
「信じるか信じないかは、あなた次第」です。
ネット上の情報をそうやって疑いの目で見ると、
不思議なことに少し氣持ちが楽になります。
先述の通り、ネット社会は
広い海でもあり深い闇でもあります。
闇の部分に引っ張られませんように。
読み終わった方から一度この端末を置いて、
外の空気を吸いましょう。
深呼吸です。
そういう習慣が大切です。
私もこれを書き終えて、堀江公園にでも行こうかな。
W-GYMの目の前は公園なのです。
秋の氣配が心地良いです。