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パーソナルジムでのトレーニングで結果が出なかった人へ~堀江のパーソナルトレーナーが教えるホントのこと

column

2024.09.28
  • コラム
  • 前田岳人

パーソナルジムに通って、「体重が落ちた!」とか「筋肉がついた!」という経験のある人は、きっと「通ってよかった!」と思えることでしょう。

しかし、体重が落ちなかったり筋肉が付かなかったり、望んだ結果が出なかった人からすれば、「こんなに投資したのになんだよ……」と感じるに違いありません。

 

当店は大阪西区の堀江という、パーソナルジムがひしめきあうエリアに位置していることから、パーソナルジムに通ったことはあるけど結果が出なかったという方の駆け込み寺のようにもなっています。

そうやってお越しの方にお話を伺うと、望んだ結果が出ない理由としてある共通点がいくつか見えてきます。

それは端的にまとめると、トレーニングの強度が高すぎること、トレーニングの難易度が高すぎること、ノルマが厳しすぎることです。

 

今回のコラムでは、これらをひとつずつ解説していきます。

トレーニングの強度が高すぎる

今までロクに運動をしてこなかった人が、急に高強度のトレーニングをするなんて無理があるに決まっています。

例え学生時代に体育系の部活に属していたとしても、今は昔。

トレーニングはいつもよりほんの少し強度の高いレベルで行うことがポイントです。

座りっぱなしの生活をしている人なら、まずは立ったりしゃがんだりするところから始めればOK。

バーベルを担いでスクワットをするのは、ずっと後にやることです。

いきなり高強度のトレーニングを提示されたら、そのジムは危険と見なしてよいでしょう。

トレーニングの難易度が高すぎる

これはトレーニング強度の話と重なる部分が多い話ですが、難しいと感じる種目というのは自分のレベルに見合っていないかもしれません。

もちろん、簡単すぎればそれはそれで問題ですが、どうにもこうにも出来ないというは大問題です。

 

よく見かけるのは、運動初心者なのにブルガリアンスクワットをさせるというやつ。

ブルガリアンスクワットとは簡単に言うと、片方の脚をベンチにひっかけて片脚でスクワットをするような種目ですが、まず両脚でヤンキー座りのようにしゃがめない人がやるのには無理があります。

アスリートでも難しがる種目ですから、一般の人はわざわざやる必要がないとも言えます。

しかも難しすぎてまともに出来ていないのは大問題。

トレーニングはちゃんとできるから望んだ効果を得ることができるのです。

 

チャレンジは素晴らしいことですが、出来ないことは仕方ありません。

ちゃんと自分のレベルに見合った難易度の種目が提示されていなければ、それはパーソナルトレーニングとは呼べません。

ノルマが厳しすぎる

これは主に食事についてよく聞く話ですが、糖質をカットしろだの、タンパク質を摂取しろだの……ノルマが厳しすぎるのです。

何事も急に変えることは出来ません。

これは自然の摂理です。

人間の身体は急激な変化には弱いのです。

根性や気合いで何とか出来るのはアスリートの世界での話。

 

しかもノルマを堅実に守れば守るほど、心が疲弊してきてやる気が削がれていくのもよくある話。

せっかく思い立って行動したのに、この厳しいノルマのせいでなにも出来なくなるなんてもったいないじゃないですか。

何か特殊な事情がない限りは、厳しすぎるノルマを課す必要はありません。

人生、楽しくいきましょう。

トレーニングは少しずつやるのがコツ

トレーニングにしても食事にしても、確かに現状より良い方へ向かわせる必要があるという人は多いです。

しかし、人間の身体は急激な変化には弱いのです。

これは、気合いが足りないとか根性がないとか、そういう問題でありません。

変化させるのであれば、少しずつやることが大切です。

そういうことを理解しながら取り組めば、パーソナルジム通いは続きますし、長い目で見て身体に変化を起こすことができます。

提供する側の問題

重要なことは、パーソナルトレーナーがこのことを理解しているかどうかです。

これは小言になってしまうかもしれませんが、こういった運動生理学の基礎的なことを無視して、ひとまず整理券を売りさばくことに躍起になっている同業者は少なくないようです。

また、やたらとハードで難しいトレーニングというのは「やった感」を演出するには安直な方法ですから、とりあえず「やった感」を感じてもらえればいいと考えている者もいるようです。

 

パーソナルトレーナーというのは、お客様のご要望に応える仕事です。

本当の意味でご要望に応えるのであれば、現実的な道筋を示すのが礼儀と考えています。

急激な変化ではなく、徐々に変化させていくことの大切さを伝えられないのであれば、それは同業者としてどうなの?と感じてしまいます。

 

「急がば回れ」という言葉があります。

トレーニングというのはまさに「急がば回れ」。

来年の夏に向けての身体作りを、今から始めるというようなマインドが大切ですよ!

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