イライラしているときの自分、穏やかな自分、一体どっちが本当の自分?
column
2020.12.01
- コラム
コロナ禍においては明日がどうなるか分からない、
2021年はどうなってしまうんだろうか?と、
何かと不安な気持ちになる人も多いでしょう。
特に2020年も12月に入り、
大阪では飲食店の時短営業要請が出るなど、
まだまだ先行きが不透明でストレスフルな
日々が続いています。
それに伴って、何となく落ち着かない状態が続き、
イライラしてしまいがちかも知れません。
今回のコラムではW-GYM顧問医師の経験と
科学的根拠を踏まえた上で、
イライラしにくくなるライフスタイルの
構築について考察していきます。
僕(W-GYM顧問医師)にとって20代は、
朝起きてから寝るまでの50%は
イライラしている時間でした。
あるとき、イライラしているときの自分の
周りから言われたことに対する反応と、
していないときのそれが全然違うことに気づきました。
内容は同じなのに。
そうするとどっちが本当に自分がしたかった反応なのか、
自分でもわからなくなってきます。
疲れたり、体調がなんとなく悪かったり、
睡眠不足だったり、そういった微妙な肉体の変化で、
私達は客観的にものが考えられなくなったり、
判断できなくなったりするということがわかっています。
話を戻すと、
言い返したけど、あれは本当に正しかったの?
イライラしているから、
そういう気分だからそう言い返したけれど、
本当に筋が通っていたの?
そういった疑問が頭の中をぐるぐる回りましたし、
周りの人からも、あるときはこういう反応、
別の時は同じことなのにこういう反応と、
全然一貫性が無いように見えたでしょう。
一貫性がない人間は信用されにくくなりますので、
確かににいいことを考えていたとしても
信じてもらえなくなってしまい、損をしやすくなります。
客観的に考えられなくなりそうなら、
判断を先送りするといった対策もありますが、
そもそも、客観的に物が考えにくくなる状況に
陥らなくするということも有益です。
肉体的な活動レベルが多いと、
客観的に物事を考えられやすくなる
ということがわかっています。
手っ取り早く、身体活動の割合を上げましょう。
身体活動をどれくらいしているのかを
記録するとより効果的です。
またその話は別の回で詳しく話します。