健康診断の数値
column
2021.09.21
- コラム
健康診断受けてますか?
健康診断を皆さんも受けているかもしれません。
特に血液検査で、異常な数値があって、
不安になった時もあるかもしれません。
実は、健康そのものであっても、
血液検査の数値は高い確率で異常値が出ます。
へ?と感じた方いるとおもいます。
今回はそんな健康診断に潜む問題に迫ります。
異常値は本当に異常か?
そもそも検査の会社によって
正常値としている範囲が異なります。
また、正常の人の95%が
含まれる値としているので、
多数の検査項目があると、
高確率でどれかは異常値となりえます。
もちろん本当に病気の場合もありえますが、
多くの場合食生活や健康状態の悪さを
正確に反映しているのか、
解釈の余地があります。
以前、スリムな体系の人が、
「健康診断の結果を見て、
コレステロールの値が高かったから、
一日断食した。おなかがへこんで
体重が1.5㎏減った」
と言っていましたが、
そもそも、そのコレステロール値が
自分にとっては異常でない
(すなわち、病的でない)
可能性が十分にあります。
検査結果を冷静に判断する
健康診断の結果を見た瞬間から
いきなりの、極端な絶食、食事制限は禁物です。
まず、検査値が反映しているかどうか
振り返ってみたほうがいいですね。
(一日断食すると、水分だけ減るので
見かけ上体重は減ります。
また、一度断食のような
ストレスのかかる行為をやってしまうと、
習慣化が妨げられてしまいます。)
ちなみに僕は体脂肪率10%前後だと思いますが、
コレステロール値はいつも正常上限よりやや高いです。
筋トレをしているので腎機能が悪く出てしまいますし、
BMIは24前後、腹囲も86㎝で、
「(ガチの)メタボリック症候群→
もっと運動しましょう!」と判定されました。
検査結果を冷静に判断し、
適切な行動がとれるようにしておきましょう。
【顧問医師】