新しいことを始めるこわさ
column
- コラム
何かを始めようと思った時
どうもめんどく臭くてたまらない……
でも実際やってみたら、
それほどではなかったという経験は
ありませんか?
もっと早くやっておけばよかったと
ちょっと後悔することもあると思います。
やる前から気が重い、
挫折してしまうと思い込んでしまい、
モチベーションが下がってしまうんですね。
これ、結構損です。
今回はそんな損をしない為に
使えるテクニックをご紹介します。
精神科の認知行動療法でも使われる方法ですが、
何かを新しいことを始める前に、
少し気が乗らないな、
でもやるしかないなといったとき、
使えるメモがあります。
ちなみに僕もよく使っています。
●作業の内容
●予想の作業への困難感(10段階評価)
●予想の作業への満足度(10段階評価)
●実際の困難感(10段階評価)
●実際の満足度(10段階評価)
●実際何が難しくて
どこが予想と違って簡単だったかを
記載していきます。
これから定期的に運動することを
目指して書いたとします。
●ジムでベンチプレスを30回やる
●予想の困難感:9
●予想の満足度:1
●実際の困難感:3
●実際の満足度:4
●重量が適切であれば
そんなに精神的につらくはない。
やる前に思い込んでいたことと、
やったあと実際どうだったかの
ギャップを実感するメモです。
不思議なもので、これを繰り返していくと、
「あ、これめんどくさいな」と思っても、
「どうせ始めたら思ってたより楽にできる」
と自動的に予想されて、
モチベーションの低下を防いでくれるのです。
僕も、失敗してもなんともないことで、
失敗したらどうしようなどと
思うときは積極的に使っています。
やる前からネガティブなイメージばかり
持っていたら何も始まらないし、
何も習慣化されないですよね。
反応的に浮かんでしまう
ネガティブなイメージを、
記憶の上塗りによって
薄くしてしまうというのが今回の手法です。
僕が好きなところは、
いちいちお金や手間もかからず、
自分の思い込みがほどけていって、
自分のしたい行動ができる実感が
わいてくることです。
【顧問医師】