手術のような激務のあとに……
column
- コラム
大阪堀江のW-GYMには顧問医師が在籍しており、
こちらのコラムへの寄稿もお願いしているのですが、
もちろん、本業は別にあるわけです。
時には、手術などの激務もある中、
運動を日々継続できるのはなぜか?
今回のコラムでよく分かることでしょう。
そして、多くの人にとって、
仕事終わりに運動をするのが善いことである
ということもご理解いただけるかと思います。
以下より寄稿コラムをご覧ください。
先日5時間にわたる久々の手術をしました。
いつも15時頃昼食を取るのですが、
その日は18時頃まで飲まず食わず、
立ちっぱなしでいました。
手術中は、無菌状態のガウンを着ていますので、
不用意に周囲に触らないように、
緊張して体を締めながらやらないといけないのです。
手は忙しく動かしながら。
手術中は集中しているのでそうでもありませんが、
終わると疲労がぐっときます。
もちろんその日、勤務後いつものように
筋トレとランニングをしました。
次の日、研修医の先生に、
「なんであのそこそこ長時間の手術の後、
トレーニングできるんですか?
家にすぐ帰ってストレス解消しようとは
思わなかったんですか?」
と聞かれました。
「トレーニングしていると幸せな気分になるんですよ。」
手術で疲れていても、
フィジカルな理由とは別に、
例えば、ある程度の有酸素運動は、
強い幸福感を感じることがわかっています。
それは、もはやストレス解消を通り越して、
陶酔感や高揚感といった表現をされる方もいます。
個人的にはそれを味わうためにやっています。
そして、その満足感はずいぶんつづきます。
満足感がそうさせているのか、
運動による四肢の血流の上昇が関与しているのかは、
実感としては区別できませんが、
手術後の四肢の筋肉の凝りや筋肉痛も改善されます。
ひどく長く続いた残業があった日、
睡眠を削ってまで何かをしていた忙しい日、
飲み会を断り、その後にトレーニングの予定を
思い切って入れてみてください。
そして、腰があがらなければ、
トレーニングの前にトレーニングについての
ネガティブな思いを書き出して、
記録しておくのがおすすめです。
そして、トレーニングが終わったあと、
また筆をとって記録します。
トレーニングは満足したか。
気分はどうか。
(おすすめは☆5つなどスコア化)
トレーニングする前の疲れはどうなったのか。
今日忙しくやってことはなんだったのか。
→あんなに打ち込んでいたのに
意外とぱっと思い出せないときがあります!
これは、トレーニングをすると、
どうなるのかという印象の習慣づけに大いに役立ちます。
ちなみにアルコールはストレス解消にすら役に立ちません。
打ち上げ飲み会は断ってしまって大丈夫です。
トレーニングに行ってしまい、
その満足感で浸ったあとに、
噛み締めながら自分で好きなお酒をお楽しみください。