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本当の美味しさとはなにか①

column

2020.06.23
  • コラム

いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。

今回も大阪堀江のパーソナルトレーニングジム

W-GYMの顧問医師による寄稿コラムですが、

今回以降は少しの間、

シリーズでコラムをお届けします。

 

 

僕は美味しいものだけを

食べて生きていたいと思っていますが、

コンビニの冷凍食品のパスタも美味しいし、

イタリアンレストランで食べるパスタも美味しいですよね。

 

私達の感じる美味しさに違いはあるのでしょうか。

 

もうこれっきりとチョコレートに

手を伸ばして食べたあと、

さらにもう一個食べてしまうとき、

結論から言ってしまうと、

私達は美味しいから食べているのではないのです。

 

本当の美味しさとはどんなものなのか見極められれば、

そういった意図せず食べてしまった!

という後悔を感じにくくできます。

 

ここで一つ、高齢者に多い病気を紹介します。

手足の震えから始まって、

徐々に運動機能が喪失してしまう

パーキンソン病という病気があります。

治癒させることはできない難病です。

 

70歳の元公務員の男性は、
勤勉で内向的、定年まで勤め上げた。
パーキンソン病を患っていた。
夕食時にビールは小さいグラスに1杯。
堅実で人当たりのいい人で知られる。
パチンコは気晴らしに千円札1枚で遊び、
負けたとしても気にするようなことはない。
ところが、おかしなことが起き始める。
何の前触れもなく、パチンコに病みつきになり、
開店から閉店までぶっ続けで台の前に居続ける。
ある日大当たりが出たとき感じたスリル、
そしてまた起きるかもという期待が
パチンコに拍車をかける。
やがて、それに老後の貯金や
年金までつぎ込み始める。
自分でも驚いたことに、性欲が高まり、
インターネットのポルノサイトや、
風俗店へ通うようになる。
飲酒も焼酎を何合といった具合に
人が変わったように飲み続ける。
次第に借金を重ね、
もはや理性的に物事を考えてはいない。
周囲の友人は徐々に不安を覚えるようになる。

 

本当に恐ろしいですよね。

彼の身に何が起こったのでしょうか。

つづく

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