長すぎる通勤時間で太る?
column
- コラム
あなたの通勤時間(通学時間)は?
コロナ禍においてリモートワークになった方は、
実質的に通勤時間がゼロになったのかもしれません。
しかし多くの方はやはり通勤(通学)しているでしょう。
そして長すぎる通勤時間を抱えていませんか?
もしかするとその通勤時間はあなたの健康や自由を
奪っているかもしれません。
長すぎる通学時間でヘトヘトに
僕は大学生の時にお金がなくて一人暮らしできず、
実家から片道3時間もかかって通学していましたが、
9時の講義にぎりぎり間に合っても体はヘトヘトでした。
しかも私が乗っていたのは日本有数の
乗車率の高さを誇る超満員電車でした。
通学はいずれ終わっても通勤は?
通勤時間が長い状態がで何十年も続くと、
結構とんでもないダメージがあります。
たとえば、経済学者の論文では、
長時間通勤のもたらすストレスの高さは
給料が40%上がらないと割に合わないと
言われているほどです。
通勤が長くなるデメリット
通勤時間が長くなると肥満率も高くなるし、
運動時間が通勤1分増えるごとに0.0257分減って、
睡眠時間が0.2205分のペースで
少なくなることが分かっています。
往復2時間のところに通勤していると、
運動時間は1日3分ほど、
睡眠時間は26分ほど減ることになります。
運動時間は大したことないと
思われるかもしれませんが、
解釈すると、通勤時間がかかったせいで、
平均して1か月に1回程度運動をさぼる、
後者は遅く帰ってくることで
30分ほど睡眠が少なくなるということですね。
自由な時間が減ってもいい?
これは僕の考察ですが、これの意味するところは、
自由な時間が減るということかなと思います。
家に帰って、運動する、ゆっくり寝るという
自由な選択が減るということですよね。
そして、10年単位で計算すると、
かなり大きな数字なってきます。
お金と違って、時間はとり戻すことができませんから、
なかなか大きな損失といえるかもしれません。
僕もこれを知ってから、職場の距離というのを
意識して選択するようになりました。
高い家賃を払っても、職場に近いほうが
確かにストレスがすくないと実感しています。
ジムも通える範囲で
パーソナルトレーニングジムや
普段運動する為に入会するジムも、
やはり家から近い方が継続率が高くなります。
もちろん少々遠くても、
「このトレーナーに見て欲しい!」
ということなら指導者冥利に尽きるのですが、
週に数回通うとなるとやはり近所がよいと思います。
それはここまででご紹介してきたように、
時間の損失は健康の損失にもリンクするからです。
執筆:顧問医師
加筆:代表トレーナー(下線部)