仕事で残業して疲れ切って、
放心状態になってしまうのは
おなじみの光景です。
しっかり休んで、
次の日のコンディションを整えたり、
筋トレや瞑想をして、
疲れを少なくさせたり、
といったこともできますが、
今回は、
疲れを消したり減らしたりするのはなくて、
活用していくという効能について
紹介したいと思います。
疲れていると創造力が上がる
という効果があるのです。
頭がさえて集中しているときは、
情報に優先度が付けられます。
しかし身体が疲れ切ったときは
情報をうまく選ぶことができなくなります。
そうなることで無関係な情報が
同時に頭に入ってきやすくなるのですが、
そうなると、思いもよらなかった類似性や、
結びつきに気づくことがあります。
これが新しいことを発見する契機になります。
僕も疲れた時は、よく解決できなくて
もやもやしていることについて
考えるようにしています。
難題についての違った見方が得られて、
変なこだわりが捨てられたりするときは
よくありますね。
以前、適度なストレスは有益である
というコラムを書きました。
この話題は、少し違った視点ではありますが、
ストレスを使って得るという点では同じですね。
体の疲れが悪いものではない
ということを知っていると、
生産性が保たれることがわかっていて、
どんどん様々なものを
生み出せるようになってきます。
みなさんも疲れ切ったときは、
少し最初は腰が重いですが、
いつもうまくいかない問題について考えてみたり、
積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
【顧問医師】