無限に湧いてくる誘惑との悪魔の戦いに勝利したい!
column
- コラム
減量中の人が、お菓子を食べないのを目にして、
誘惑に負けないなんて意思が強い人ね!
と言われていたりします。
その後ついて出てくるのは、
「私にはできないわっ」というセリフです。
それは、性格的、本質的に違う人間という認識を
持たれているかもしれません。
もちろん、目の前の誘惑に負けにくく、
長期的に物事を考えられる性格や
特性は確認されていますが、
それだけで片付けられると救いがありませんので、
このコラムではあらゆる方向から、
後天的にそういった性格に変えられないか、
素養として身に付けられないかというテーマで
いろいろな知識を紹介しています。
執筆:W-GYM顧問医師
当店はダイエット目的の食事制限は推奨していません。
とはいえ、食べたくもないのに美味しくないものを
ムダに食べる必要はありませんよね。
誘惑に負けやすい習慣がわかっています。
我々の生活に欠かせないスマートフォンが、
集中力を削ぎ、誘惑に負けやすくさせています。
特にSNSの通知をオンにしている人は、
通知によって集中が途切れるのが普通になってしまいます。
自分がやっている最中に、
外界のちょっとした刺激で注意が
それてしまう行動習慣になっているんですね。
また、不幸なニュースをたくさん見ると、
自分の中に不安や恐怖感が生まれ、
それを消し去るために、気晴らしをしたくなる、
つまり手っ取り早い誘惑に負けやすくなります。
ところでネットのニュースは、
僕がトピックをざっとみただけでも
半分はネガティブな内容のニュースでした。
つまり、イメージとしては、
スマートフォンでネガティブなニュースをみながら、
ポテトチップスを次から次と食べては
止まらないといった様子で、
日常生活がこういったループに陥る可能性があります。
僕はスマートフォンの通知を切って、
見る時間を決めるようにしていますし、
平日のSNS使用時間は1日5分以内にしています。
病院からの連絡がないとわかっているときは、
電源を切っている時間もあります。
ニュースは、必要なものしか見ないようにしています。
必要なものとは、社会制度が変わって生活に変化をもたらす、
新しい技術が発見されて仕事の幅が広がるといった
トピックです。
著名人のスキャンダルなどは、
究極的には僕には関係ないので、
意識的に情報を制限しています。
みなさんも、スマホの持ち方を変えたり、
ニュースを選択してみましょう。
勧められたから、そこにあったから物事をやる
という感覚ではなく、
自分で身の回りのことは小さなことまで
すべて自分が決定している感覚になりますよ。