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スラムダンクとミラーニューロン

2020.10.20

人気漫画『スラムダンク』から読み解く

「ミラーニューロン」の働きについて

大阪堀江のパーソナルジムW-GYM顧問医師が

分かりやすく解説します。

 

人の体の動きを見ていると、

見ている人にも交感神経反応(高ぶった状態)を

引き起こす可能性があります。

例えば、スカイダイビングで、

ヘリコプターから飛び降りる瞬間の映像に

まるで自分が飛び降りているのかのように

息を飲んだことはありませんか。

 

こういった他人の動作を目にするとき、

私達はその動作をただ認識するだけではなくて、

固有受容感覚つまり、体の各部分の位置や運動の状態、

体に加わる抵抗、重量を感知する感覚が

自分に取り込まれる事がわかっています。

これはミラーニューロンという神経系の働きに起因しています。

 

無意識のうちに他人の動作に共感を覚えることで、

その人の動きがあたかも自分の一部であるかのように感じ、

どこまで自分はできるかを学習することができます。

 

僕の世代だと、よくスラムダンクが大好きな同級生が、

小学校でミニバスケットボールクラブに入ったりしていました。

それも、要するにミラーニューロンの働きだと考えます。

バスケット素人の桜木を見て、自分にもできる!

と思って始める人も多かったのでしょう。

 

そう考えると、話はそれますが、

スポーツ漫画は圧倒的な影響力がありますね。

本当のサッカーの試合をテレビで見ているだけだと、

ルールや感情を読み取るまでに時間がかかりますが、

漫画だと感動がすぐに伝わるし、年齢が低くてもわかります。

 

この作用を利用すれば、身体を使う様々なことを始める

モチベーションをさらに高めてくれるのではないかと考えて、

僕は新しいことを始めるときに意識的によく使っています。

例えば、昔筋トレを始めようと思ったとき、

筋トレを始めた人が、どんなに生活が変わったかを

詳しく書いた本を読んだりしていました。

「自分にはできない!恥ずかしい!」から、

強制的に、「自分にもできる」と思わせてくれるわけです。

マインドセットを変えることができました。

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