筋トレすると筋がカタくなる！？

私がかつてパーソナルトレーニングを

担当していたお客様が、

某エステサロンの某エステティシャンに

「ジムで筋トレすると筋肉がカタくなるから、

ジム行かない方がいいですよ」

と言われた、という話をして下さいました。

とりあえず営業妨害とも取れる言動なのですが、

これについては本コラムでは

横に置くことにしましょう。笑

また「某エステサロンの某エステティシャン」は

どうも不愉快だと思いますが、

もちろん真っ当なエステサロンや

エステティシャンの方もたくさんおられます。

本コラムにおいてエステを否定するつもりは

毛頭ありませんので、予めご了承下さい。

さて、問題なのは

「ジムで筋トレをすると筋肉がカタくなる」

ということです。

筋は弾力性に富む組織である

お客様の身体に直接触れる職業の人間が、

安易にこう言った発言をしてしまうのは

いかがなものかと思います。

筋肉(骨格筋)というのは、

本来弾力性に富む組織です。

ボディビルダーの身体は確かにバキバキで

いかにもカタそうに見えますが、

それは力を入れている時だけです。

彼らは筋肉のサイズがものすごく大きく、

ステージ上ではそれをより

目立たせる為に力を入れますから、

その時はもちろんカタくなっています。

しかし一度力を抜いてリラックスをすると、

筋はプルンとやわらかな印象になります。

実際触ってみるとプルンとしています。

今まさに東京オリンピック真っただ中ですが、

ボディビルダーに限らず多くのアスリートは

筋骨隆々と言ったイメージを持たれるかと思います。

しかし彼らの筋はリラックスをしている時は

むしろ一般人よりもプルンとしていて、

弾力性に富んでいるのです。

普段からカタい筋は異常

むしろ力を入れていない時に

筋がカタいという状態は、

筋の状態が良くない時と言えます。

筋の状態が良くない時というのは、

大きく分けて２つあります。

１つは運動で力み過ぎている状態、

或いは力んだ状態が長く続いてしまった時です。

要は過度な緊張状態ということです。

こうなると身体の動きは悪くなりますし、

場合によっては怪我に繋がります。

もう1つはまともな運動を全くしていない時です。

アスリートの場合これは当てはまらないでしょうが、

デスクワーク中心の一般人には当てはまる話です。

また一般人もオリンピックのプレッシャーという

特殊な環境下におかれていることはないにしても、

精神的なストレスから過度な緊張状態に

陥っていることはしばしばあります。

筋がこの様な状態のまま筋トレをすると、

某エステティシャンが言うように、

イメージとしては

「筋がカタくなる」かもしれません。

緊張状態ではまともに動けない

そもそもの筋の状態が悪い時に、

まともな動きが出来るはずがありません。

そこにバーベルなどを持って

また力んでしまったら、

筋は更に緊張するだけなので、

本来の弾力性を取り戻すことはできないでしょう。

筋をリラックスした状態に整え、

適切な動きを取り戻し、

適度な負荷(刺激)を与えれば、

弾力性は回復します。

筋が弾力性を取り戻せば、

その中にある血管やリンパ管も弾力を取り戻し、

弾力性のある動きを取り入れれば、

酸素の様な必要な物質の供給と、

二酸化炭素の様な老廃物の排出が

適切に行われるようになります。

筋の状態が整っていれば、

適切な動きを適切な回数繰り返すことで、

どんどん筋の弾力性が高まっていく

というイメージになります。

弾力性のある筋を手に入れる！

恐らくこのエステティシャンは、

ジムというところを力むような筋トレだけを

提供している場所だと考えておられるのでしょう。

そういった印象を与えている

パーソナルトレーニング業界が悪いとも言えますし、

実際そういうジムは結構多いのかもしれません。

しかし、本当に筋のことというか

身体のことを理解しているパーソナルトレーナーが

在籍しているジムでは、

筋トレをして筋がカタくなる

なんてことはまずありません。

そもそも身体の状態が整っていないのに、

重たいものを持たせて

力ませるなんて言語道断です。

それはただの筋トレ好きが、

無茶なプログラムを押し付けているだけなのです。

当店では、筋の弾力性を取り戻し、

心身の不調を取り除いたり、

より動きやすい身体を作ったりしています。

もちろんそういった身体は

見た目にも美しくなります。

筋トレをしても望んだ結果が出ないという方は

是非一度ご相談ください。

【代表トレーナー】