「食事の内容は判断や決定に影響が出る」
これは食事に関して色々と調べていると、
多くの研究で導き出されている結論です。
例えば、昼食に脂質や糖分の多い食事(ファストフード)
を摂り続けるとどうなるかという研究があります。
なんと1週間続けただけで、
食欲のコントロールが効かなくなったり、
言語学習能力まで下がるという結果になったそうです。
過量に接種した糖質や脂質の刺激が、
脳に影響を及ぼすのはほとんど確実だと思われます。
それにしてもこの1週間という期間……。
思ったよりも短いですね。
早めにファストフードが続く生活には
終止符を打った方がよさそうです。
大人では自分の努力次第でなんとかなるかもしれません。
しかし自分で食事を選択できない子供どもが
ファストフード漬けになるのは色々な面で危険です。
学習能力が落ちるというのは、なかなか残酷でしょう。
大人がしっかりと止めねばなりません。
今回ご紹介した一例からも食事の大切を痛感します。
食事の内容が意思決定や学力に影響するということは
つまるところ人生に影響すると言えるでしょう。
しかし私も食事のことについて勉強するまでは
そんなことを考えるはずもありませんでした。
ですが、確かに毎日ファストフード漬けだった時は、
毎日生きた心地がしませんでしたね。
美味しいものを食べたという記憶すらもありません。
しかし、そんな負のループにハマっていても、
必ず抜け出すきっかけはあるはずです。
ファストフードをファスティングすると、
お粥ですら美味しいと思えるようになります。
願わくば、「食べたい!」よりも
「食べてよかった!」と思える
味わい深い食事を楽しみたいものですね。
【顧問医師】