寝たい時に寝て起きたい時に起きろ
column
- コラム
今回のコラムではライフサイクルに関して、
実体験をもとにしてお届けします。
多くの人は仕事や学校の
絶対的なスケジュールに合わせて
起床時間を決めていると思います。
しかしそれは身体にとってはよくないのではないか?
というお話です。
身体の状態は揺らいでいる
私たちの身体の状態は病気などがなくても
日々少しずつ揺らぎがあります。
例えば睡眠に関しては、前日にどれだけ運動したかや
食事内容などで日々揺らいでいます。
つまり毎日全く同じ状態というわけではないのです。
例えば、7時間の睡眠がベストだという人でも、
前日に疲労が重なった場合は、
それ以上睡眠をとる必要があるでしょう。
それでも、仕事の都合で7時間の睡眠しか確保せず、
いつもと同じ時刻の通勤電車に乗るとしましょう。
いつもと全く同じ時間睡眠をとっているのに、
これでは不十分になってしまいます。
これが、日中の眠気といった形で現れてきてしまいます。
冒頭にも述べましたが、
毎朝全く同じ時間に活動を始めるというのは、
身体にとって生理的(本来の体に合っている姿)
ではありません。
その皺寄せが日中の眠気などになってくるとも言えます。
さらに、週末休み過ぎたりすることにつながります。
「定刻通り」は効率が悪い?
定刻通り仕事や学校を始めたりするのは
一見効率がいいように思えます。
このスケジュールがないと社会が破綻するという
場合もあるでしょう。
しかし実際には、その絶対的なスケジュールにより
人間は集中力が落ちているという損失が
かなりあるのではないだろうかと思います。
あくまで私見ですが……。
寝たい時に寝て起きたい時に起きろ
私の友人は11時ごろ起きるのが
最も身体にとって合っているらしいです。
しかし学生時代には8時台に授業が始まるため、
全然頭が働かなかったといいます。
この方は、今では自分で会社を作り、
一番コンディションのいい時に仕事をしています。
日中の眠気はほとんどないそうです。
この例を見ると、電車が少し遅れたくらいで、
遅延証明を求めたり会社に電話したりするのは
なんだか馬鹿馬鹿しくなってきますね。
私も今は仕事を調整して、
寝たい時間に寝て起きたい時間に
起きるようになりました。
世界が変わりました。
仕事に個人のライフサイクルを
合わせるのが一般的ですが、
個人のライフサイクルに
仕事が合わせる方向性も
あっていいのかもしれません。
私も手間はかかりましたが、
少しの変化であれば誰しもが
ある程度できると思っています。
ぜひみなさんも、変な眠気や
ぼーっとしている時がないかなど、
チェックしてみてください。
朝の寝起きに関係していないでしょうか。
【顧問医師】