ダイエットとジム通い両方同時に始めるときの注意
column
2021.11.02
- コラム
やせたい!そう思った時に多くの人は
ダイエット(ここでは食事制限の意味です)と
運動の両方を同時に始めるのではないでしょうか?
しかしその取り組みは注意しないと
結構挫折しやすいかもしれません。
今回のコラムではそんなことを考察していきます。
習慣を変えるのは脳に負担
そもそも、なぜ食事制限という
禁止事項を課する必要があるのか
という問題はありますので、
今回は極端な例として、
毎日チーズケーキとフライドポテトを
主食にしている人がそれを少し控えて
ついでに運動もしてみようと思い立ったとします。
食事と運動の習慣に変化を加えることは、
身体のコンディションが大きく変わります。
これは脳に負担をかける行動の上位を占めます。
やったことのない人には、
かなり集中力を要するタスクになるはずです。
普段とは行動を変えるという負担と相まって、
しかもそれが必ずしも心地よくないわけですから、
色々な誘惑に負けそうになって
判断疲れが起きやすくなります。
集中力が持つかどうか
ここからは私見です。
何か新しい習慣を得ようとする時、
ダブルでこなすと集中力が
落ちてしまうのではないでしょうか?
そうなると習慣化される前に
辞めてしまいやすくなるのではと思います。
結局、習慣化には、集中力が必要です。
集中の持続時間を少なく見積もって、
脳に余計な負荷をかけないように
デザインするのが効果的です。
脳が疲労しないように……
このコラムでもたびたび紹介していますが、
現代では、どうでもいいものに
興味をひかせるような
キャッチーなコピーが席巻しています。
スマホの通知やSNS、広告、ニュースを
遠ざけるのは、集中力の維持のためでもあります。
注意を逸らすものを減らしつつ、
脳に負担を感じるのであれば、
時間的に、順次習慣化していくのも
大いにありだと思います。
【顧問医師】